はじめからレビュー!森川ジョージ(著) 『はじめの一歩』 41巻 (講談社コミックス)

はじめからレビュー!森川ジョージ(著) 『はじめの一歩』 41巻 (講談社コミックス)


ネタばれ注意!



ほんとうはもうすこしたってからにしようと思ったのですが。。土日はニュースの更新があまりないだろうと踏んで。。
たまには漫画の話があってもいいですよね?というか、このブログもともと美術書と漫画レビューなので。。
原発から記事読み始めた方にはびっくりされるだろうけれど、こちらも読んでいただけたら幸いです。
原発記事は、今日夜にあげられたら、あげます。



さて、前回まで鷹村さんの世界戦が決まったところまでですね。

12月の世界戦の前に、10月に世界前哨戦。
板垣君と木村さん、鷹村さんがでます。
12月の試合にはセミファイナルで一歩もでる。
これは期待高まりますね。

青木さんだけ試合がない。。か、かわいそう。

板垣君、デビュー戦なのに余裕です。木村さんは改名後の初試合なので、けっこう緊張しておりますが。
対戦相手は牧野文人!かませ犬系のあれですよ。。
観戦は一歩と青木さん。このコンビいいですね。かわいくて好きです。

しかしですね。。アマチュアあがりの板垣君。
ラフファイトに対して、レフェリーにアピール。。
してる場合ではないのに、プロのリングなのだから。。青木さんの言葉が説得力ありすぎて。
バッティングで倒れちゃいます。
4回戦は2ノックダウン制。。。もう一回倒れたら・・・と思ったら。
なんと、エルボーブロックで、尻もち。。。
試合終了・・・・。

あまりにはやい。。
そのあとの一歩の台詞もまた。。。
いろいろはしょりますが、


「キミが悪い」

で一蹴。一歩もアマちゃんにみえたけれど、結局は何戦も勝ち抜いてきたプロのボクサーだったんですね。

き、木村さんの試合もほんとにひどい。。
こんな試合ありですか?
なんとか判定で勝てたものの、ブーイングですよ。。
ああ、この試合なかったことにしたいくらい。。。


肝心の鷹村さんは・・・・減量に失敗!!(フナムシ事件でトイレ関係に不安を抱いていたことが一因です・・・ギャグ)
対戦相手はフィリピンミドル級チャンピオンモーリス・ウエスト。13戦12勝9KOと、そこそこ強いのですが、鷹村さんにはかなわな・・・。
そのはずなんですが。。。

この試合、いつもの鷹村さんの試合と違うところは、鷹村さんが力ないので、策を練ってるところです。
いわゆる、「小物」的な戦い方なんですよ。誘ったり、世界戦目の前に力んだり。。鷹村さんでもこういう風になるのだと、逆にちょっと共感できる部分もあります。
けれど、最初のRでもはやばててる。。。
途中はしょられていますが、よく6Rまでもったもんだね。。
カウンターで打ち負けて、クリンチとか。。わわわ。。
けれども・・・目線の先には、ブライアン・ホーク!!
完全になめくさって試合観戦してます。


さらに相手が勝てそうですこし薄笑いしているのをみて、「気に入らねえよっ!!」(ぶちんっ)(p.108)
このコマ小さいめ(といってもページの半分つかってますが)ですけれど、ここで完全にスイッチ入れ替わりです。


「オレ様をだれ様だと思ってやがる!!オレ様は―鷹村守様だ!!」


ゴン!!

わー、すげーすげー。これだよ、これが鷹村さんだよ!!
たっかむら!!たっかむら!!

一歩の解説がちゃんとしてるなあ。。成長してる。。


「体調尾も悪かったけれど、パンチもらってかなりきいてたハズですよ。立ってるのもやっとだったハズなのに一つ一つ正確にカウンターを拾っていくなんてテクニックの凄さも見せつけられましたよ」


その後の青木村さんの本気にぞっとする様もいいです。2人の目が交互にコマ割されてね(p.127)。
そして、控室にホークがくるわけですよ。。
とんでもない下劣な一言をいうわけです。
握手をしようと笑うホークに対して、しばしの沈黙・・・。
木村さんが一歩に「トン!!」って知らせるのがいいですね。。
青木さんはわかってるのでスタンバイ。このコマ、めちゃくちゃ好きなんです。ひきのばしてもいいくらい。。(p.132)


それで、キレた鷹村さんを止めようとするんですが・・・・引きづられる3人!!わー、ここ試合より力はいってる。。
かるーくかわされちゃって、怒りが拳に宿る鷹村さん。。こ、こわいよぉ。。


「さっきのは訂正だ。オレ達はまだ見てねえ」
「本気でキレた鷹村さんを!」
って、青木村さんの台詞がいいなあ。。。


翌日。板垣君いないジムで、一歩が板垣君のところへいこうとしますが、
「おせっかいやくと裏目に出るぞ。バツが悪くて顔見せられないだけさ。そのうち勝手に立ち直るって」
わー、この木村さん。。お兄さんですね。いいお兄さんだなあ。
こういう気の使い方が女子に人気でるんでしょうねえ。人気ランキング(女子間のみ)っていうのがあったら、絶対上位ランキングにちがいない。
7位とかでは絶対にないと思います。。
このはしゃぐ3人もいいですね。
でも、ホークの試合のビデオを観て顔色が変わります。
そう、鷹村さんが日本の野性児だとすると、ホークは世界の野性児。
リカルド・マルチネスとはまるで違った強さ。どちらが勝つかで、もめる青木村さん。。なんていいひとたち。。
ビデオを届けに、鷹村さんのアパートへ向かう3人。
そこにいるのは、お姉さんの京香さんと、弟の渡君。
鷹村さんは鷹村開発のおぼっちゃまだったんですね。。この展開・・・ちょっと少女漫画を彷彿とさせるものがありますね。。
41巻で明らかになるというのもすごいですが。。
お兄さんの卓さんはラグビー界の貴公子。
アメフトとラグビーの違いのツッコミいれる木村さんはさすがですね。こういう細かいところが女子に(略)。
このたのしいやりとりを見るだけでも買いだと思います、この巻。。

マジな鷹村さんもかっこいいですしね。


「生きる場所を守るために―戦うんだ!!」



男の台詞だなあ。。一歩がなかなか世界戦してくれないので、こちらで充填しているというのはありますが、この盛り上げ方はすごい。
これで一歩が世界戦のときは、どれだけ使うんだろう。。3巻ぐらい使ってもりあげないとならないくらいなのでしょうかね。。
それはいいとして。。続きはまた!