はじめからレビュー!森川ジョージ(著) 『はじめの一歩』 27巻(講談社コミックス)

はじめからレビュー!森川ジョージ(著) 『はじめの一歩』 27巻(講談社コミックス)

ネタばれ注意!

そうですね。。今回、新キャラが登場します。
飯村真理。。。ボクシングの記者。。こんな人いるのか?
木村さんの好みドンピシャですね。。
でも、性格がね。。。生意気盛り。
どうでしょう。許容範囲って言ってた木村さん、「なんで連れてきたんスか?」に変わっちゃいますから。。
そして、藤井ちゃんがついでに鷹村さんの世界戦のことをばらしちゃいます。。
熊殺しがスポーツ紙にスクープされたばかりにものすごいうわさになっての、タイトルマッチ防衛戦。
青木村さんが前座です。セミファイナル。
珍しくアグレッシヴな木村さん。
2ページと一コマですけどね。。大活躍。
青木さんも4ページ弱。。いや、でもいいですよ。勝ちましたし、トミ子さんみてくれてますしね。最後のコマが顎が異常にでてますけどね。
久美ちゃんに、一歩のことを案内しようとする木村さんの顔がかわいくて(p.53)なんだ、また点描だぞ、背景。。ジョージ先生。。今回はちょっとスタイリッシュな感じですけれど。
それでもって真理さんにデレデレする一歩。。これで、また久美ちゃんとのラブコメ状態。。
それでもって、防衛戦。。熊の毛皮をまとって、登場する鷹村さん。。

「何考えてると思ったら、こんなおいしいコト計画してやがったのか・・・」

「やられた。もうオレ達の試合を覚えてる人間はいねえ」

青木村さん、ご愁傷様です。。。
猫田さんがもってきてくれたんですけどね。。そのくだりもいいですね。
さて、鷹村さんの4度目のタイトル防衛戦。
何がすごいって、顔が全然違いますね。。。本気顔。
で、なんと、鷹村さん、左だけで勝負します。

「左を制する者は・・・世界を制す!!」

の格言通りの試合展開。
かっこよすぎる。。

「パワーだけでなく技術に裏打ちされたボクシング観せてそして勝つ。上を狙える期待感十分だぜ」

「やってくれるぜ。まったく」

さっきまでぶーたれてた青木村さんですが、やっぱり、鷹村さんのすごさに感心するしかない。。
この台詞のときの二人の表情、すごく好きです(p.76)

ま、でも今回は、久美ちゃんのかわいさにはかないませんね。。。
ハチのおなか触るところがめちゃかわいい!!
で、サインですよ、一歩にサインおねだり。

「して・・・くれますか?」

って、かわいいすぎる。
ミニのチェックスカートもかわいいし、カチューシャもかわいいし。
でも真理さんにジェラシーで。。

で、久美ちゃん、1ページ使って、「なんでボクシング始めたんですか?」
って、きいちゃう!!ん?なんで?って感じもしますが、この漫画においては、ボクシングをなんで始めたのかという動機づけが大事ですからね。
ま、でもラブコメ展開なので、久美ちゃんが色紙買ってる間に、真理さんが登場。。。
ハチのおなかブヨブヨとか、ひどいこと言ってますね。。。
そのくせ、真理さんにサインしちゃってる一歩。。
これでまた久美ちゃんとの恋愛も遠のきました。。残念。。

そして、猫田さんがまだジムにいます。
木村さんのミット打ちを手伝うところが実にいいですね。。
猫田さん面白いから、ずっといればいいのに、と思ったら、14日もいたんですね。
しかも、無愛想な会長と違って、すごく人気あります。
そして、人気者のまま、去っていきました。宅急便で。もう、こんなおじいさん実在しますかね?
顔立ちといい、体つきといい、常人離れしてますよ。〜ダニっていう方言も聞いたことがない。。

一方、千堂戦。
千堂さんのおばあちゃん登場です。
チャンピオン千堂対挑戦者茂田晃。。
実はちょっとうろ覚えでした、この試合。。
サウスポーなんですね、茂田さん。
最初は挑戦者ペースです。
ミドルレンジで戦う千堂さんにとって、サウスポーとの戦いは、やっかいなものなんだそうで。
千堂のスマッシュを止めた茂田さん。対策はばっちりってことなんでしょう。
2Rも茂田さん有利。。しかし、ここで、重要なことに皆が気づきます。。
そう、茂田さん、構えはサウスポーですが、ほんとは右利き。
ジャブじゃなくてストレートを打っていたんですよ。。そりゃ、強いですよ。。
クリンチなんて絶対しないはずの千堂さんが、なんとクリンチ。。。
しかも茂田さんが目の前でガッツポーズとっちゃって、プライドずたずた。。

「これだけの人が集まってくれはってるのになんやあの態度は。見てられへんわ。くやしいとか恥ずかしいとかくさる前にやるコトがあるやんか。一生懸命お客さんに応えればええんや。余計なコト考えずに最後まで一生懸命やらなアカンのや。普段うぬぼれてるから足元すくわれるんや。バカタレが」

おばあちゃんのこの台詞、いいですね。
お客さん中心主義。その精神はプロには必要ですね。

でも茂田さん、いい気になってます、試合は最後までわかりませんよ、茂田さん。
3Rも同じような展開ですが、なんと、ものすごい踏み込みで、茂田さんのボディを!!
というわけで、続きは次巻で!

今回は割と冷静に書けたかな。。あ、最後に、宮田君が一コマだけ一歩の回想ででてきました。
よかった。。(何が?)


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