はじめからレビュー！森川ジョージ（著）　『はじめの一歩』　29巻(講談社コミックス）

ネタばれ注意！

いや、前回、木村さんの服にツッコミいれたんですが、コミックス見直したら、あのジャケット、着てました。。18、19巻あたり、ヴォルグ戦観戦のときですね。。
中は白いポロシャツでしたが。で、あのウェスタン調のインナーは、自分のタイトルマッチのときにも着てますよね。好きなんだな。。
さーせんっ。前からへんでした（ひどい）

さて、試合です。今回は試合しかありません。
千堂さんとの2戦目。ファンの間でベストバウトにあげられたこともある試合ですよね（記憶頼り）
千堂さん、緊張ぎみです。
考えたら、セコンドが柳岡さん。。。会長に比べて若いな。。大丈夫かいな。。。
一歩が最初にデンプシーロールをしかけます。
あっという間にダウンを奪います。すげー！！圧倒的じゃないですか。

けれども、千堂もかなりトレーニングをつんでいます。
ダウンからの立ち直りが速く、踏み込みも速い！
2人とも、アストライドポジション（足を広げた格好です。これ、冴木さんのスタイルに近いのかな・・）。
至近距離で戦う覚悟です。
まったくの互角・・・。でも、結構無謀にも見えませんか。。打ち合っているんですよ、あんな強打同士なのに。。
2Rも同じく、打ち合い。。多少よけあっているとはいえ、激しい打ち合い。絶対10Rとかもちませんよ。。

観客の足音で地鳴りがなりひびくホール。すごいな。。
鷹村さんの鋭い観察がはじまりますね。。均衡が破れる？
・・・決定的違い、それは体格差・・・。
え・・・まさか、まさかそこですか？パワー対戦だから？
それくらい余裕がない戦いってことですかね。
2Rは完全に千堂さんペース。千堂さんは、学習能力高いんでしょうね。。戻りが速いというか、ずーっとのちにでてくる宮田君とのスパーでもそうでしたが。
一歩はもう千堂のパンチに恐怖感をもっています。
フェイントに殺気をこめられてる。。。なんと、コーナーに下がってしまう一歩。どうした？？
最後、絶好のチャンスに攻めない千堂さん・・・鷹村さんの解説によると、フェイントに殺気でないものを込めたから、だそうです。
実はそれをはっきりとは言っていませんが、勇気、でしょうね、たぶん。。。

議論してる風の青木村さんがいいですね（p.132）真剣顔だよ。。木村さんの分析は、いいところまでいってますが、いつも鷹村さんにはかないませんよね。。あ、青木さんはいつも異次元にいますけど。
でも、そんな感じなのに、ゲームメイクがうまいんですよね、青木さん。一歩も同じタイプですが。ボクサーって、天才型とかいろいろいるんでしょうね。
具志堅さんとか、ぜったい一歩タイプだと思います。。解説とかやられてるときもありますけれどね。
そして、脱線をもうひとつ。。
香川照之さんって、ほんとのボクシング狂なんですね。びっくりしました。この前テレビで拝見していたら、具志堅さんの試合の日まで覚えていたんですよ。
ぜひ上田チャンネル（CSの番組です。くりぃむしちゅーの上田さんがボクシング好きなので、特番をやったりしてます。不定期なのが残念ですが）出演してあつく語ってほしい。。もう語ってたりするのかな。
いや、この前のタイトルマッチ戦、井岡選手もすごかったですね。ボディーでも倒れるんだな、と。よくわからないうちに終わった。。鷹村さんにダメだしくらっちゃうダメな観客です・・・。

さて、戻ります。。
今まで練習してきたことを忘れている一歩。。。
そのとき、

「わんっ！」

わー、ハチ！！グッジョブ！！
その鳴き声で、思い出すんですよ、合宿のことを。そして、勇気を取り戻すんです。
ん？意外と驚いてる八木ちゃんがいいな。。（p.134）
4R。一歩も千堂さんに向かっていきます。またも激しい打ち合い。。でも、千堂さんのスマッシュがすごい・・・・。
一気にコーナーへ追いやられます。
けれども、次の瞬間、千堂さんがスリップして倒れちゃいます。。え、何をしたんでしょう・・・。
ああ、なんと再現VTRという新しい手法で、そのパンチを見せてくれます。
ガゼルパンチです。ようやくあのパンチが！！
けれども、一歩は、鷹村さんいわく、「勇敢さとひき替えに爆弾抱えちまった」そうです。
前にでる分、もらったダメージが蓄積しちゃうという。。それが一気に噴き出すかもしれないという。。
ええ、そうか。。どうなる、次の5R！

あ、最後にこの巻のマイベスト1コマ。。。
p.101の千堂さんと柳岡さん。2人で一歩を見てるのが、なんかいいな。。策士ってかんじで。
柳岡さん、結構強気ですよね。畳みかけぃ、とか、潰せとか。千堂さんがスリップしたときも試合止める気配ないですしね。
それだけ千堂さんを信じてるってことなんでしょうね。

続きはまた明日（たぶん）

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