はじめからレビュー!森川ジョージ(著)『はじめの一歩』52巻 (講談社コミックス)

はじめからレビュー!森川ジョージ(著)『はじめの一歩』52巻 (講談社コミックス)

ふう・・・やっとできるよ。。
探すのにずいぶんかかったよ。。。

ネタばれ注意!


今回の見どころは、ヴォルグさんと沢村さんと千堂さん、ですかね。



鷹村さんの防衛線もあるんですけど。
J・ミドル級のね。
ラリー・ベルナルド。これ、カルトクイズ級の名前ですね。世界3位の選手です。
そして、これに勝ったらベルト返上すると宣言。6階級制覇宣言するんですよ。かっこいー。
でも、その大事な試合で、なんとよそ見作戦・・・・!信じられない!!
しかも身体ごと横を向いちゃって。なめてるとしか言いようがない・・・・!
でも勝てるんですよ。すごいなあ。

一歩のほうは、対戦相手を探しているのですが、挑戦状がいくつもきてます。
こんな古典的な挑戦状なの?「果たし状」みたいなやつですよ。
その中から、沢村さんを選択。もちろん、前回ケンカを売られたということもあるでしょうけれど、要はデンプシー・ロール封じをしてくる相手に挑まないことには、意味がないというか。宮田君といつまでも戦えませんし、一歩にとっては防衛記録を伸ばすことが目的じゃないですからね。
それで鷹村さんちでみんなで沢村さんのビデオ観るんですが・・・。
えげつない試合。
明らかなヒールなんですよ、沢村さん。
相手がエルボーしてきたから(もちろんわざとではない)、顔にエルボーして反則負けしたり。
カウンターパンチャーといっても、宮田君とは全然違う質のもので。
相手がパンチを出す前に合わせるという離れ業。

ケンカして街のチンピラやっつけたりですね。
彼が唯一心を許しているのが、中学の時の先生。
河辺先生です。でも、その河辺先生ですらぞっとするようなおそろしい考えをする沢村さん。
それもそうですが、テーブルマナーも教えてあげてください、河辺先生。。ナイフを肉につきさしたまま食事を終えてはいけません。


それで、一歩のほうは、デンプシーの弱点(カウンターに弱い)を克服するために、進化系のデンプシー・ロールを目指します。
そこで練習相手になるのは、アウトボクサーの木村さんと板垣君。かわい、このコマかわいい(p.103)!!
木村さんはときどきたれ目になるのがかわいいなあ。
でも、カウンターを合わせるタイミングはわかっても、「危険物処理班」な気持ちになるんだって。
カウンター打ってもらえないからには、進化系がどういうものかもわからない。どうしたらいいか悩む一歩。。。
机で考えて寝ちゃう一歩がかわいい!(p.119)。


かわりに謎を解いてくれるのが、板垣君!よっ!知性派!
うーん。。。でもこの対策法なんですけれどね・・・・・。スマッシュを打った千堂さんの対策とは違う・・・のかな?
デンプシーはどこから飛んでくるかわからないから、死角の恐怖があるけど、それを消すために、後ろにさがるんですがね。
ミドルレンジのパンチで打つのとは、カウンターだから違うのかな・・・。ちょっと今日は検討する時間がないので、後日また。

一方で、ヴォルグさんがロシアからやってきます。預けものをとりにね。
ほら、日本を離れるとき、一歩にグローブ渡しましたよね。あれです、あれ。
でもこの一歩の喜びようったら。タイヤまきつけてるのにものすごいはしゃいでる!
でもやけに汚れてるヴォルグさん・・・か、川の下で寝泊まり?猫田さんと一緒じゃないですか。
けっこういい背広なのに。
ブランクがあるヴォルグさん、身体を作り直そうとしますが、いまのままではスパーリングパートナーは務まらないと。
一歩の練習、過酷なので、ブランク抜きにしてもこれをみたら誰だってそう思いますよ。

対戦相手の沢村さんもまたスパーリングパートナーがみつかりません。
それを知って、大阪からわざわざ千堂さんがやってきます。ここで2人の関係が明らかになるのですが。
千堂さんと沢村さん、高校時代にケンカしてるんですね。
ううん、力は五分五分というところですか。
沢村さんの屈折した過去も明らかになります。なかなかに暗い過去です。
それにしてもこの2人、無事に高校は卒業してるんですかね。。。青木村さんが中退なのに、この2人が卒業・・・となると不良対決は青木村さんの勝ちなのかな?
夜中テンションだとろくなことが思い浮かびません。
この巻、けっこうまんべんなくみなさんのエピソードがでてくるし、木村さんのベストショット(わたしのとっての)や、宮田君のコマ(台詞ないけど)なんかもでてきて、非常にバランスのよい巻だと思います。
ヴォルグさん納豆食べてるところとかかわいいし。


それでは続きはまた!