はじめからレビュー!森川ジョージ(著)『はじめの一歩』46巻 (講談社コミックス)

はじめからレビュー!森川ジョージ(著)『はじめの一歩』46巻 (講談社コミックス)


ネタばれ注意!
さて、猫田さんの試合の続きなんですけれどね。
連載400回記念で、扉絵が人気投票になってますね。
前回あったように、鷹村さんが1位なんですが。
2位が一歩、3位が宮田君。順当ですね。
青木さんが4位で木村さんが8位か。
木村さんはだいたいこのくらいですよね。。順位・・・。女子の間ではもっと上のような気がするんだけれどなあ。


R.408の表紙がいいですねっ。2人は零戦に乗ってたのか!『ファントム無頼』みたいな・・・。
・・・もどります。
会長のパンチのせいで、パンチドランカーになってしまった猫田さん・・・。
しかも、試合は順当に猫田さんが勝っていたのに、後頭部に反則打うけます。
いわゆるラビットパンチです。
これはずるい!でもなんでラビットなんだろ・・・ぐぐってみたら、うさぎを殺すときに耳の後ろを殴るから?え?
うさぎってそうなんですか・・・そっちもショック。。弱点なのかな。熊のこめかみみたいなもんでしょうか。
でも、猫田さん、立ち上がるんですよ・・・。会長にボクシング続けてほしくて・・・。
会長のせいになんてしたくないから・・・。
泣ける・・・。

会長、猫田さんの仇打ちのため、挑戦状たたきつけます!
会長による勝つための特訓は・・・丸太を打つこと・・・拳、こわれますよ。
おびただしい血痕のついた丸太は、河原の土手に打ちこまれてます。まさに鉄の意志が生んだ鉄拳だと。。
こわ・・・。
愚直すぎませんか?
そして、ユキさんと会長のちょっとしたロマンスっ!
昭和のロマンスですよ。原節子さんとかでてきちゃいますよっ。

さすがの会長も試合前には緊張・・・団吉さんの張り手で一発入魂です!
でも、まさにボコボコに殴られる会長・・・ひー・・・愚直に前にでることを繰り返しているだけで。。。
でも、ここで、ふらふらの猫田さんがやってきます。
そして、会長の顔をパチンとたたいて、右をもらえとアドバイス
右をもらうと・・・いわゆるチョッピングライト、打ちおろしの右ですから、ボディがガラ空きになるんですね。
そこを狙えと。
一回目はカウンターで打たれて失敗。


猫田さんもほんとにボロボロで。
そこにユキさんのこの言葉。
「鴨川さん!猫田さんも戦ってます!あなたもがんばって!勝って!」

・・・・これ、伊達さんの奥さんの愛子さんに似てます・・・ね。。

でも、会長も、これに答えなきゃ男じゃねえって・・・。
もう・・・壮絶な昭和男ここにあり・・・。
左もらって意識飛びそうな会長ですが、愚直に左もらって、右がとんできたところでボディをついに叩きます。
そして、懐にはいりこんでもう一発ボディ。
会長の拳も両方砕けますが、相手のアバラは内臓につきささります。
す、すごいほんとに鉄拳。。。


それで、時は過ぎて・・・猫田さん、田舎へ行ってしまいます。
ユキさんは、ついていこうと決めたみたいで、会長とさよなら・・・。
でも、ここでまた昭和ロマンスが!
猫田さん、本音はついてきてほしいけれど、同情はいらない、来るか来ないかは自分で選べって。
か、かっこいいな。。。惚れますよ、これは。
さらに、会長は・・・。
「自分は生涯拳闘とともに生きる!自分が愛するのは拳闘以外無い!!」
って。
わー(号泣)。。
それで、背中押されるわけですね。
猫田さんについていくと。
でも、会長ね、ひまわりの種にたとえて、種をまくって。
自分の拳を受け継いだ男が世界をとったら、報告に行くって。


うう・・・それが鷹村さんだったわけ、なんですね。
長かったんですねえ、会長。。
ユキさんのこの笑顔。。
そして、会長と猫田さんの顔。。。
もう、少年時代っていうか、青年ですけれど。
井上陽水さんの歌がまわってます)

この会長の顔(p.145)・・・なんなんですか。っていうか、これ、現代劇として青木村さんがやったらいいのに!

はあ・・でも、天才の器だった鷹村さんじゃなくて、まさに会長の拳を引き継ぐのは一歩ってことで。
この青木さんのことは忘れていいダニっていっちゃうのが好きですねっ!アホなやりとりすぎて。
最後の板垣家の話も、ファンにはおなじみの板垣家のダジャレ話。
番外編みたいで面白いですよね。

ふう。とにかく、熱い時代の話しでしたねえ。
しみじみいい話です。


つづきはまた!