はじめからレビュー!森川ジョージ(著)『はじめの一歩』 34巻(講談社コミックス)

はじめからレビュー!森川ジョージ(著) 『はじめの一歩』 34巻(講談社コミックス)

ネタばれ注意!

さて・・・・

真田さん。。モテモテの真田さん。頭もいいし、お金持ちでハンサムで、ボクシングもそうとううまい。
医者の卵なので、どこをついたら相手がマヒするか、瞬時に判断できるそうです。

・・・・すみません、ジョージ先生。。。

これ、もう死亡フラグじゃないですか???

ここまで完璧につよい相手に、逆に絶対勝ちますって。
なんか、弱点というか、なんか、なんかあったほうがよくないですか??

でもね、一応モデルというか、藤井ちゃんが過去にいたボクサーの名前をあげますよ。
サルバドル・サンチェス。。。
WBCフェザー級チャンピオン。9回防衛して23歳で亡くなったという、伝説のチャンピオンですね。
サンチェスさんも医者をめざしていたんだとか。
R終了後40秒で自分の脈拍を戻して、心肺機能を安定させてから次の試合に臨んだ???
相手のからだも自分のからだも熟知してるってことですね。。。すげーなあ。

この対決、鴨川会長と団吉さんの名伯楽対決でもありますからね。。
猫田さんがうまいこと2人をひきあわせる場面。。。結構好きです。。
猫田さん、歯が一本なにのに(2本かな・・・)ものすごい真剣な顔(p.36)。
団吉さん、要はですね、フェザー級無敗のチャンピオン、リカルド・マルチネスを見て、倒したいと思ったんですね。
トレーナーとしては、当然ですよね。

さて、一歩ですが、さすがに、周囲の期待もあり、初防衛、緊張というか、勝つんだ、絶対勝つんだという気持ちが強くでています。
なんというか、イヤですね。。。こういうの。。
わたしはプレッシャーのものすごい弱いからというのと、自分にとってのここいちばんという勝負が、こういう形ではないからなんですけれど。
前もって準備して、本番はその準備通りにやればいい、という、そういう勝負しかしてない。。というか、それは勝負ではない。。
もはや、試験とか無理なからだ(情けない)。。
現役のスポーツ選手って、どういう感じなんでしょうね。。一回きりのチャンスを逃さないわけでしょう??すごいですよ。

関係ないけれど、p.67のワンポ、すごい顔だな。。梅沢君に抱きしめられて、へん顔になってます。
うーん、一歩のお母さんの微妙な息子の心理理解、いいな。お母さんは勝敗はわからないけれど、異常な気合に気がついたってことですよね。
母親がでてくるのって、一歩と木村さんと、ゲロ道くらいですかね。。あ、千堂さんのところはおばあちゃんか。
一歩のお母さんって、理想のお母さん像な気がするなあ。。それぞれのお母さんみんないい人ですけれどね。
息子のために無理して働いちゃうところとか、ほんと、なんていうか、涙でてきますよ。。
こういうお母さんにわたしもなりたいもんです。。(多分無理)

さて、いよいよ試合です。
初防衛戦のプレシャーからか、落ち着かない一歩。
真田さんはJ・フェザー級ですでにチャンピオンですから、余裕。。。
会長はそれを読んでいたわけでして、一発目をとにかくよけろ、と。
ええ、自分で当てるのではなく???
もうガチガチの一歩に真田さん、左じゃなくて、右を当てていきます。
さすがに一歩も当てなきゃと前にでていきますが・・・そう真田さんには燕飛がありますから。。
冷静な真田さんに、からぶりばかりの一歩。。
圧倒的に真田さん優勢で1R終了。

一歩、すでにぼろぼろ。。真田さんは、計算通り。。
これ、ちょっと冴木さんのクレバーさとも似てますね。
ってことは。。いやいや。
とにかく2R。
デンプシー・ロールで主導権を奪おうとする一歩!
でも、でも、なんと連打を止められます。
デンプシー・ロールは規則的な連続運動。振り子を止めるには支点に力を加えればいいんだそうです。
・・・・ガードを固めて、真田さんの大きい一発を待つ一歩。
右アッパーにもガードを固めますが。。。。なんと、ここで、もうひとつの燕飛です。
右のダブルアッパー。。。鷹村さんにも読み切れないだろうパンチです。
これが燕返しってことらしいです。。。
ちょっと、混乱。。。一発目のアッパーの軌道を変えて、もう一発撃ち込むようにしてるってことでしょうか??
けれども、真田さんの誤算は、一歩の回復力。
ものすごい速さで、反撃を加えます。
でも、またしても、二羽目の燕飛にやられて、ダウンしちゃいます。あわわ。。
もはや壊滅的ダメージのはずなんですが、会長の一声で気力で立ち上がります。
さすが会長、「メキシコ」と「7センチ」というキーワードで、このパンチの謎が解けるという。。

うわ、鷹村さんも気づいた!!
タテのアッパー。それが正体です。アッパーって、タテ型ですけれど、そうじゃなくて、タテはタテでも、拳の向きを90度変えて、ブロックのわずかな隙間に入り込むんですね。
その差7センチ。。。メキシコのボクサーが使う変則的パンチなんだそうです。
た、鷹村さん、すげーな。。こんなこともわかるのか。。

会長、そのことにわかっていても、一歩が放心状態で、教える状態じゃない。。
そこで、「小橋を思い出せ」と助言。。
ここ、ここがトレーナーですよ。鷹村さんと同じ結論に達してますが、ボクサーのわかりやすく伝えなことには意味がないですから。。
それで、クロスアームブロックです。
わー、これ、かっこいいですよね。。好きなんですよね、このフォーム。
って、真田さん、さすがにこれは予想してなかったの、かな??
一歩は、このブロックで間合いをつめていきます。自分の距離で戦うためですね。
でも、近づくと、横からパンチが入っちゃう。。わわ。。
と思ったら、一歩のねらいは別にありました。
ピーカブーに戻して、リバーブローです。
打ち合いなら、一歩負けません!
ついに、真田さんが膝をついた!!
わー、いいところで終わっちゃった。。。。

続きはまた!



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