とある証明書をもらいにいき・・・改姓の面倒さ

どうも。おひさしぶりです。
レビューでもない雑記なのですが、あまりに頭にきたので、備忘録として書いておこうと思いまして・・・。
以下、愚痴になりますので、読みたくない方はスルーしてください。


とある資格証明書が必要で、何年かぶりかに母校へ行って来ました。
正直言って、わたしはこの学校がすごく嫌いです。学校までの道のりはものすごく混むし、雑多にひとがあふれかえってお昼もろくにとれないという。
いまはだいぶ新しくなったようなので、状況は変わっているかもしれません。


だがしかし・・・わたしが嫌いな最も大きな理由は学校事務にある(ここからはですます調ではなくなります)。
昔から態度が悪くて有名だった事務職員。友人の何人かが怒って事務所からでてくることもしばしば。
わたしも何度泣かされたか。確かに言っていることは正しいこともある。だがしかし、学生の権利も尊重して欲しい、そんな思いを誰しも抱いたはず。
今回は、某資格証明書を入手するために、どうしても行かねばならなく、重い腰を上げた。


改姓しているので、改姓を証明するもの(パスポート、免許証等で改姓がわかるもの、もしくは戸籍抄本)が必要とのこと。
戸籍を取りに行くには、うちから某役所まで2時間弱かかる。とにかくわたしは急いでいたので、そうだ、パスポートに記載があった、と、古いパスポートを持っていった(今年の2月で期限切れ)。窓口で意気揚々と用紙を提出し、身分証明となった。はじめに免許証、次にこのパスポートだ。
職員は、「期限切れですので有効ではありません」と一言。
わたしであることはすでに免許証で示しているはず。思わず、「は?」と声を上げた。
期限切れのパスポートは有効ではない、とはホームページにはありませんでしたよ、と言うと、
「どこでも期限が切れた証明書は使えません。常識ですよ」とまた一言。
言わんとしていることはわからなくはないが、思わず声を上げそうになる。
わたし以外に誰かこの証明書を使う人がいるのだろうかと。
それをぐっとこらえて、納得のいかないわたしは、まだ食い下がった。何せこちらも就職がかかっている(就職活動で必要な証明書)。


そもそも、この証明書、正確には資格証明書ではない。
単位取得証明書だ。ある資格のために、このひとはすべての単位を取得し、資格を取ることができます、というもの。
学校によるのだが、これは資格証明書として発行しているところもあるのだ。それがあれば、わたしはそもそも学校にこの証明書を取りにくる必要もなかった。
なので、余計にどうしてわざわざ取りに来なくちゃいけないんだ、という気持ちがあったのは確かだ。
おまけにわたしは昨年もこの書類を取り寄せている。そのときすでに改姓していたので、戸籍抄本を提示している。
もっと言えば、この学校は、改姓をこの証明書に反映してくれないのだ。
そもそも改姓を反映してくれれば、戸籍抄本まで見せるという大げさなことをする必要すらない。


ここまで読まれて、「当たり前だ」と思う方と「ひどい不親切だ」と思う方両方いると思う。
わたしは学校をその後変えたのだが(この学校で上に進学したいとは全く思わなかった)、事務局の職員の態度がまるで違うのだ。
急いで証明書が欲しいと言えばその日に出してもらえるし、面倒な改姓の手続きもいらなかった。
そしてもちろんこの資格の証明書も発行してくれる。
もしかしたらとてもサービスのいい学校なのかもしれない。
そちらにすっかりなじんでしまったわたしには(何せ居心地がよくて最初の学校の倍近く在籍してしまったのだから)、とにかく前者の学校が横柄に感じてしまったのだ。
いや、在籍当時から感じてはいたので、特にわたしに変わりがあったとも思えないが。


しかも対応した職員は、わたしが邪魔だといわんばかりに、途中でやってくる学生に笑顔で振る舞い、その度わたしの話は中断された。
このときふと脳裏には度々行くフランスでのお役所仕事ぶりとの類似点が浮かんだ。クレーマーとおぼしき人物への対応というのは万国共通なのだと思った。
わたし以外の学生への態度とは明らかに異なるからだ。面倒なヤツがきた、という態度が見え見えだ。


その後責任がとれそうな職員が出てきて、まずは発行をはやめてくれるという(何せ就職のための書類提出は来週はじめなのだ)。
ちなみにこの証明書、たった一枚の紙を印字するだけなのに、発行されるまでに一週間もかかるのだ。あまりに長すぎやしないだろうか。
それから、身分証明書については、「一応ご本人のようですね」という言葉とともに、「改姓されたお名前で記載されませんが、よろしいですか」と念を押す。
「それ以外に発行できないのでしょう」と言うと苦笑いをする。
それで落ちたら、わたしがこのひとのせいにするとでも思ったのだろうか。
わたしはさぞかしクレーマーと思われたことだろう。
しかも最初に対応した職員は、「この方戸籍抄本が必要だと知らなかったようなんです」とその上司らしき人物に告げる。
そうではない。ホームページには、言いがかりのようだが、期限切れのパスポートは無効だとは書いていなかったので、改姓が証明できるページがあればいいのだと思い持っていったのだ。わたしの前の苗字が仮に木村だとして、木村から田村に変わったとしよう。木村から田村に変わりました、という記載のページは、たとえ有効期限が切れている証明書であっても有効ではないのか?
例えば有効期限が切れた後に田村から村田に変わったかもしれない。だとしたら使えませんよ、ということなのはわからなくはないが、わたしがいま田村であるならば、途中村田に変わったとしても、また田村になっていればそれでいいではないか。そこまで逆に経緯を教える必要があるのかすらわからない。というのが心情だ。約束としてどうしても、というのはわからなくはないが、何せ毎回戸籍抄本を持っていかなくてはならないのだ。どれほどの手間かおわかりだろう。しかもこういう証明書は大抵必要なときは切羽詰まっているのだ。


ちなみに、改姓後の対応というのは、学校によってずいぶんと異なるようだ。
この学校のライバル校と言われる某大学は、改姓後は名前を変えて発行してくれるらしい。さすがは名門と言いたくなる対応だ。
ちなみに、以前わたしが聞いたところだと、なぜ資格証明書を出さないのかというと、「なるひとが圧倒的に少ないから」だそうだ。
わたしはこれを聞いて、いかにもお役所的だと感じた。
そして、改正した後の就職活動が全く称揚されていないかのようなこの扱い。
婿養子にはいる男性以外は、この面倒な事態に遭遇するのは女性である。圧倒的に女性の方が多いと思われる。
わたしの脳裏には、「男尊女卑」の言葉が浮かんだ。元々この学校が男子校だからなのだろうか。

今や大学もサービスの時代、すこしは融通もきかせてもらいたいと思うばかりである。
来週その証明書が無事に手元に届くまで、わたしの怒りはなかなかおさまりそうにない。