こわい映画を観てしまった・・・『危険な情事』

こわい映画を観てしまった・・・『危険な情事』


【業務連絡】Eちゃん、イタリアへは11月でいいですかね?パスポートは来週申請できそうです(まだしてなかったのかっていわれそうですが・・・K倉市遠・・・)。


パソコン作業しながら流して観るはずが・・・流せない恐さ。


この映画での狂気の女優、グレン・クローズって、もう64歳なんですね・・・。
こわかった・・・ガクガクブルブル。
もちろん、マイケル・ダグラスの浮気がいけないんですよ。いけないんですが。
まさかこんなことになろうとは・・・誰が想像したでしょう。
最初のエロス展開から、よもやこんな恐怖劇が繰り広げられるとは。
87年の作品なので、ストーカーなんて言葉もなかったかもしれません。


人物も恐いのですが、まずはカメラワークですかね。
手首切っちゃう場面とか、子ども誘拐されてお母さんが追いかける場面とか、彼女の家ですったもんだする場面とか。
ジェットコースターで子ども死ぬかと思いましたよ。
何度か殺しちゃうんじゃない?と思わせる場面も。
ショッキングなのはうさぎですよね。うさぎ好きとしては・・・ちょっと我慢ならない場面です。
前に紹介した、『エス』とか『ザ・ウェイヴ』とか、まあ『ブラック・スワン』もそうかもしれませんが、これ、要は心理サスペンスなんですよね・・・。
ただ、この映画の場合、狂気になっていく、のか、もともと狂気だったのかがはっきりしませんが。
前者3つは、徐々になっていくタイプです。
グレン・ローズ演じるアレックスを境界例と分類している方もいるようですが。
確かに、この唐突な行動からそういうところが見え隠れしますね。
境界例の特徴のひとつは衝動性といわれてますからね。自己愛性人格障害と細かく分類してもいいのかもしれません。
とはいえ、わたしは映画の主人公を心理学の特例として挙げるのはあまり好きではないというか・・・。
「こわいひと」でいいと思うんですよねー・・・。へんな偏見つくっちゃう気がして。
むしろ、浮気すると相手って、こういう風に変貌するよね、あるある、的なノリのほうが好きというか(ないと思いますが)。


いちばんこの映画でかわいそうなのは子どもとうさぎですが、奥さんもかわいそうですね・・・。
こういう状況で、最後に2人よりそってるのにびっくりします。
ふつう、離婚じゃないですか?どうなるかわかりませんけれどね。
あのラストを観ると、どうも離婚しなそうなんですよね。

そして、アレックスを、もしかしたら、もっとも純粋に愛を求めてるひと、と言う方もいるかもしれませんが。。。
まあそれもとんでもない話で。
もし自分の夫が浮気して、自分も殺されるなんてことになったら、たまったもんじゃないですよ。
そうそう、サスペンスにつきものの日常の生活音もうまく活用されていて、水音とジェットコースター音と、カセットレコーダーの音とやかんのピーという音。これらが効果的に用いられていて、ビクビクもんですね。
自宅で観ていたので、すこし遠くで観れてよかった・・・いや、この映画何回も観ているはずなのに・・・・同じところでこわがってるな・・・。

こわがりなのに、ホラーサスペンス系ばかり観てるのはなぜ。

そんなわけで今日はこのへんで。