伊豆あたりへ行ってきました・・・その2

伊豆あたりへ行ってきました・・・その2

というわけで・・・伊豆長岡の駅へ舞い戻ってきた無理しない系女子3人。
どこへ行くべきか・・・それが問題だ。
というのも、暑い。そして、見どころがよくわからない。三島方面へ戻るか、もしくは先に進むか。ガイドブックを読んで、とりあえず、修禅寺へ行くことに。
修禅寺・・・サイクリングコースをゼミ合宿で行ったきりです。
・・・ゼミ合宿でなぜサイクリングコース?それは・・・勉強合宿ではなく、体力強化合宿だったからです。
わたしの先生は変わった人でして、勉強は自分で、みんなでやるのは体力と度胸をつけること、というコンセプトでして。わたしのような体力のない学生は、この夏合宿でへとへとになるわけですよ・・・だって、サイクリングコースを自転車で回り(これがかなりキツイ)、水泳やって、リレーやるんですよ・・・意味がわからない・・・わたしは泳げないので、水で戯れていただけでしたけれどね・・・。しかし、先生もへとへとになったらしく、この年きりでこの夏合宿はなくなったのでした・・・冬合宿はあるんですけれど(冬はちなみにスキー合宿ですね)。おかげで体力はつきました・・・体力というか、耐久力というか・・・。

余談でした。
ええと・・あ、そうそう、修禅寺ですよ、修禅寺
本来ならサイクリングコースより修禅寺ですよ。



へんなアングルになっちゃいましたが、こちらがホーム。


と、その前に腹ごしらえ。バスですこし揺られれると、修禅寺というバス停に着きます。
歩くには少々暑かったので、バスがあってよかった。そのあたりに食べ物屋さんが密集しています。
どうですか、この立派なわさび!さすがですね。
禅風亭なゝ番 という有名なお店でいただきました。これは禅寺そばというお店の名物。
そばは夏なのであまり香りはしませんでしたが、やはりわさびがおいしかったですね。
本わさびは違うなあ。ちょっとそばつゆが甘いというか薄めで、関東人のわたしにはもう少ししょっぱくてもいいかな、と思いましたが、でもおいしかったです!

食べログのリンク、貼っておきますね。

http://tabelog.com/shizuoka/A2205/A220504/22002571/

食べたら、寺を観る前に、すこし散策。周りは伊豆長岡にくらべたら賑やかでした。


川のせせらぎが聞こえてきそうな・・・。実際、ここに足を入れたくなるくらい暑かったんですがね。


この左側の建物は、足湯です。独鈷の湯(とっこのゆ)という名前だそうですよ。
どうやら弘法大師ゆかりのお湯だそうで、修善寺温泉発祥の地だそうですよ。
足を入れると・・・あっつい・・・ちょっと・・・あっつい・・・足湯ってぬるいイメージだったのになあ。
でも慣れてくると足を入れていても平気に。何せヒールで足は疲れていたので、ほんとにありがたかったです。


修禅寺はもともと空海が創建した寺らしいのですが、鎌倉時代から修禅寺と呼ばれるようになったそうです。源頼朝の弟の源範頼が幽閉されて自害し、源頼家が幽閉されて殺害された寺としても知られているのだそうでして・・・結構血なまぐさい寺です。ただ、建物自体は15世紀初頭に消失してしまったらしく、その後明治時代に再建されたものだそうです。今は曹洞宗のお寺だそうですよ。
前置きが長くなりましたが・・・寺の入口はこちら。


ひとがいないところを見計らって、パチリ。


こちらが本堂ですね。まあ、新しかったです(おおざっぱな感想。


本堂を背にして右側には竹林が・・・涼しげですねー。



もう歩いたし、疲れたし、休憩!ってな具合で、アイスと抹茶ラテで休憩!暑いんだもの、仕方ないよね!
わたしはおなかが弱いので、冷たい飲み物を涼しい喫茶店で飲むことは稀です。デザートは冷たいものでも平気なんですが。ふしぎ。
Kさんはベリーの入ったケーキで、Sさんは白玉ぜんざいを・・・だがしかし・・・このぜんざいがびっくりするほど、甘くない。
しょっぱいと言ってもいいお味で・・・何が起きたんだ、これも今思えば、何かの予兆だったのだろうか・・・(考えすぎ。

休んだし、そろそろ宿へ向かおうかと、一行、再び伊豆長岡へ向かいます。
泊まるお宿は、南山荘。
雰囲気と値段で決めました。この辺りにしては安かったんです、ひとり6000円程度。
全体図を写し忘れたという凡ミスをやらかしておりますが・・・。
入口に着くと、いきなり離れへ通されました。山の上、なんですよね。急斜面のところに、複雑に入り組んだ建物が建っているという感じです。なので・・・すごく階段が多いんです。
宿の方のクルマで離れの入口へ。別のお客も離れに通れれていましたが、我々が泊まったのは奥の奥のほう。
しーん、とした状態でした。従業員の方含めて、この時点で、かなりひとがいないなと感じました。



こちらは本館のロビーから中庭のほうを撮ったものですね。
雰囲気は大正レトロロマン、みたいな感じがします。
部屋は・・・掃除が行き届いておらず、あまり細部は見ないように心がけました(笑。
まあ、よくある老舗旅館のうちのパターンといいますか・・・前に家族で泊まったときにも軽くというか、かなり裏切られたことがあります。「うちは伝統ありますから」というセリフは、ときに刃となってこちらに振りかざされるのです。ほんとうによく管理されているところもありますが、たまに出くわしますね。見分け方のコツは・・・わたしもわからないので教えてください←。
声を大にして言いたい・・・古いイコール汚い、ではないのだと!ジーク旅館、ジーク旅館!(・・・バカですみません。


これは建物内部を散策した時に廊下にあった看板ですね。


こういうところは素敵でした。枯山水のような、と言いますか、そういう情緒を感じますね。ただ、ここは庭ではなくて、通路なのです。そこがまた面白いなと思いました。



こんな風に赤い絨毯で敷き詰められてた急な階段がいくつもあるんです。
素敵だなと思いつつも、キツイ・・・この階段を上り下りするのはつらい・・・。あと随所にある謎のスピーカー。昔は食事の用意ができました、とか放送していたのかもしれません(わたしたちが行ったときにはアナウンスはなかったようでした)。


何を撮りたかったのかというと、ガラスが古いので、今のガラスのようにまっすぐではないんです。縦に線が入っているのですが・・・わかりにくいですね。
ちょっと外の風景が歪んで見えます。ガラスの技術って、150年前と比べるとかなり進歩したということなのでしょうけれど、こういう古いガラスが好きです。


多分これも相当古いシェードだと思います。黒い枠線みたいなものがアール・ヌーヴォー調ですね。こういうのは、当時としても、今みてもモダンでかっこいいなあ、と思います。


「ねえねえここすごいよ!」と2人に言われて見に行ったら・・・え・・・。
この非常階段・・・わたしには逃げられそうにない・・・。
大丈夫なのか、この宿は・・・。
そんな不安で締めくくりつつ、次へ続きます。

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