「大エルミタージュ美術館」展へ行ってきました! in 国立新美術館

「大エルミタージュ美術館」展へ行ってきました! in 国立新美術館

いやー・・・蒸しますね、毎日・・・。
やっとこ行ってきましたよ、昨日。大雨の中。
帰り際に降られたんですけれどね。

まあ、「大」がつくだけあって、すごかったです。
滅多に見られない名作ぞろいで。
ルネサンスから20世紀まで。
こういう展覧会って昔よくあった気がしますが、最近てんで観られなかったというか。
予算とかご時世とかいろいろあるんでしょうけれど。

その割に、と言ってはなんですが、夜間開館時に行ったせいか空いていまして。
いきなりどーん、とティツィアーノがあるのに、ひとがいない・・・あれ・・・?

この16世紀イタリアの作品がどれもよかったですね・・・スケドーニとか日本でっそんな観る機会もないですし。
個人的には、18世紀セクションのブーシェのクピドがよかったなあと。それからオラース・ヴェルネの《死の天使》。
図版では観たことあったんですが、本物は初めてで。19世紀象徴主義を代表する絵画なのです。

それからゲランの《モルフェウスとイリス》。
確か反転した構図で、《アウロラとケファロス》(ルーヴル美術館)というのがあったかと思うのですが。けっこう男性がエロティックで、中性的な感じがして、わたしは割と好きな絵です。
画像もっていないかなー、と探してみましたが・・・なかった・・・。
検索するとでてきます・・・不親切なブログだなあ。

ええと、続いての19世紀セクションは、コローやルソーらのバルビゾン派の絵画が秀逸。
わたしはコローの油彩スケッチのような小作が好きでして。一点あって、思わず魅入ってしまいました。
色遣いがなんとも言えず好きなんですよね。同系色をうまく使っていて、なんともいえない曖昧でぼんやりした色が好きです。

セザンヌも一点きていました。いや、ほんとに豪華だなあ。
それからわたしの好きなナビ派の作品も。
ヴァロットン、ボナールは後期(ナビ派解散後)のものでしたが、ドニのものは97年でいい時期の作品ですね。
というか、エルミタージュはこのあたりの作品ものすごくたくさんあるんですよね・・・。
かつてこのあたりの画家のパトロンだったロシアの大富豪、モロゾフという方がおりまして、そのコレクションがエルミタージュにはいっているんですよね。なので、実に豊富なんです。

そして、何より今回のメインは、マティスの《赤い部屋》でしょうね。
これは、シチューキンというモロゾフに並ぶ大富豪の部屋に飾る装飾画だったのですが、マティスの赤、と称される赤が今になってもその輝きを失うことなく、存在感を放っていました。
思わずこれも魅入ってしまいました。何せ初めて観るので・・・。
端のほうの塗り残しやら、すこし荒いタッチなどが間近に観れて、感動・・・思わず立ちすくんでしまいました。

やっぱり、絵画っていいですね!(まとめ。

一度はロシアへも行ってみたいなあー。ビザを取るとか、寒いとか、いろいろとハードルは高いのですが。

展覧会は来週末までですね。
一応リンクはっておきます。

http://www.ntv.co.jp/hermitage2012/index.html


それでは、続きはまた!