滑り込みで観に行きました。『ルオー名画の謎』展 in 汐留ミュージアム

お久しぶりです。
ブログも書かないとバランスがとれなくなりますね。

今日までだったんで・・・頑張って観てきました。

汐留・・・おしゃれ、遠い(イメージです、あくまで)、ビル、都会、海・・・そんな貧困イメージしかありませんが。
謎ってなんだろうと思いつつ会場へ・・・。
まあ今日は案外暑かったんですが・・・。

建物が・・・あつい・・・。

冷房があまり効いていない・・・あまりというか全然・・・び、美術館大丈夫?と思ったのですが、大丈夫でした。
もちろん温度と照明も完璧でした。
さすがパナソニックさん・・・!いくつかの作品で、最適照明と従来の照明との比較がされていて興味深かったです。

謎、というのは、いくつかの作品で、修復家の協力で作品の支持体がわかったりしたから、ということだそうでして。
思っていた以上に教育的なプログラム、のように感じました。
作品の裏側を見せてくれたり、展示にはこだわっていて、面白かったです。

ルオーのコレクションとしては都内でも随一じゃないでしょうかね。
太い線と分厚い絵具の層に圧倒されます。
1920〜30年頃の作品が多いのですが、1890年代のものや1910年以前の作品もあり、非常に興味深かったです。
というのも、古い作品はヴォラールという収集家が買い占めてしまっているので、あまり市場に出ることもなかったので、なかなか入手しにくい作品なのではないかと想像しているのですが(あくまで当時の状況を前提にした話です)。

実はこの展示の前に、高橋由一展を芸大で観てきたのですが、そちらとは違って、とてもゆっくり観れました。
いえ、やはり由一はすごいのですが・・・なんというか、流行りというかなんといいますか。
いま日本画家のほうが人気あるのでしょうかね・・・。もちろん時代も国も違うので、比較にはなりませんが。

ルオーというフランスのマイナーな画家(と言っても実際はマイナーではありませんが)に興味を持つ人がどれくらいいるのだろう?
このルオーの謎をどれくらいの人が着目したのだろうと、何か別のことを考えさせられました。

ときにはこういう静かなスペースで観るのもいいかなーと思います。
展覧会は終わってしまいましたが、ここではルオーの展覧会頻繁にやっていますし、ルオーギャラリーで常設展示はやっているそうなので、ぜひ足を運んでいただけたら・・・となぜか宣伝している自分が(笑)。

一応リンク張っておきます。


http://panasonic.co.jp/es/museum/exhibition/12/120407/

ではまた近いうちに何か記事あげたいと思います〜。