行ってきました!『ジャクソン・ポロック展』in東京国立近代美術館

行ってきました!『ジャクソン・ポロック展』in東京国立近代美術館

どうも、おひさしぶりです。
数年に一度ある大規模展覧会・・・特に近現代の場合には話題にものぼりますし、何かと注目されますよね。
ジャクソン・ポロックをご存知ですか?そう、エド・ハリスの映画でも最近(といっても何年前?)話題になりましたし、現代絵画においては欠かせない存在ともいえるポロック
抽象表現主義の代表的な人物といっていいでしょう。
悲惨な最期はまさに破天荒なアーティストにふさわしかったかもしれません。
たらしこみ(ドリッピング)といわれる技法は、今では当たり前かもしれません。
当時は絵具で絵画の表面を覆い、地も図もない、均質な、つまりオールオーヴァーな画面を作りだすその手法は斬新なものでした。
アクション・ペインティングと呼ばれるスタイルは、描く行為(アクション)そのものを重視したもので、出来上がった絵画だけを観るというよりは、その制作の過程そのものを観るという意味では、パフォーマンスアートとも呼べるものであり、ポロックが制作しているところをとらえたビデオは、今観てもかなり興味深いものがあります。

さて、この展覧会での見どころは、初期から晩年までのポロックの作品をじっくり観られるところにありますが、もちろん大展覧会にふさわしく、大作も来ております。
めったに観ることはできない、テヘラン美術館所蔵の《インディアンレッドの地の壁画》(1950年)やMOMA所蔵の《ナンバー7、1950》(1950年)などを観ることができます。
特に前者は、めったに観れませんね・・・テヘランって。どうしてこんなところに。
ポロックの作品は世界中で観ることはできますが、初期からこれだけじっくり観れる機会はそうそうないですからね。読売さんすごいな。

現代美術は好き嫌い激しいと思われますが・・・これは美術好きな方はぜひ行っていただきたい展覧会ですね。
評価はまずは観てからじゃないとできませんからね。
個人的な感想を言わせてもらうと・・・展覧会自体はかなり力がはいっていてよかったんですが、ちょっと導線が。
あ、観る順番ってことです。近美さんの弱点(とわたしが勝手に思っているだけです)は廊下部分が狭いことなんですが・・・狭い・・・。
一室過ぎてからが・・・でも前に観たクレーよりはよかったんですが・・・。
愛知県美のほうの展示がどんなだったか観てみたかったなあー(最初に愛知のほうで開催された展覧会です)。

それにしてもオフィシャルサポーターが石井竜也さんというのはわかるんですが、どうして成宮寛貴さんが(笑)。それを言ったら、デープ・スペクターさんもよくわからないけど。アメリカつながり?
まあ、わくわくされたのでしょう、きっと(人ごとのように。

それにしても、エド・ハリスの映画はほんとに本人そっくりだったなあ。また見返したくなりました。


ポロック展の公式サイト貼っておきますね〜。
開催期間は長いですが、早めに行かないと混みそうです。

http://pollock100.com/

それではまた!