映画『マーガレットと素敵な何か』を観てきました

おひさしぶりです。
映画を観てきました。先週に引き続き・・・といっても、今回は大作とは言えない映画です。
『マーガレットと素敵な何か』・・・何かって何。そんな題名ありですか。

あのソフィー・マルソーが主演映画。ソフィーといえば、かつてはお色気系ものとかにかかせないひとでしたが・・・いつのまにか40歳越えてたんですね!
年取ったなあ、という印象はありましたかね・・・頬がこけたというか。もちろんふつうのひととはまったくちがって若いんですけれどね!!

個人的な感想は・・・うーん・・・うーん・・・(売れなそうな映画だな)。
変わった映画ではありましたが、ストーリー自体はそれほどむずかしい内容じゃないですね。

映画は、一風変わったもので、7歳の自分から、自分の誕生日に手紙が届く、というもので、それを見た成人したマーガレットの生活がそれで翻弄されるというものでして。その手紙のCGがほんとにすばらしい出来でした。内容は・・・うーん・・・。個人的な印象としては、成功する女性映画(『プラダを着た悪魔』等)とファンタジーフランス系映画(『アメリ』とか『地下鉄のザジ』等)がミックスされた映画という感じがしました。マーガレットはキャリアウーマンなのですが、会議やプレゼンの前には、必ず成功した有名な女性をイメージしてから本番に臨むんですよね。イメージトレーニングをするってわけです。自分じゃないできる誰かになろうという。ところが、7歳の自分からのメッセージは割と辛らつ。そのギャップが面白いというか、自分が翻弄されるわけですよ、過去の自分に。もちろん現在の自分も成功していないわけではないのですが、忘れていた過去をどんどん思い出していくんですよね。幼なじみや家族の事など。最終的に彼女が選んだ道は、「やっぱりそうきますかね?」と妙な納得があったのですが・・・でもちょっと変わった映画であることは間違いないんじゃないかと。
あたまをすこしやわらかくして観るといいと思います。あらさがしとかしてはいけません。こころおだやかに現実とファンタジーの世界を眺めるといいのではないかと。
それにしても子ども時代って、いろんなことを考えますよね。
基本的には空想的で、ときに残酷で、ときにリアルで。そんな世界があらわされた素敵な映画だったと思います。

筋とは関係ないですが、マーガレットはフランス人なのに、なぜかマーガレットと呼んでほしいとしきりに言います。
マルグリットのほうがしっくりくると思うんですが。相手役の男性がイギリス人で、英語もたまにでてくるので、そういうことも関係しているのかもしれませんが。フランス人も英語コンプレックスみたいなのがあるのかな、と、そちらもちょっと気になりました。

ちなみに監督はヤン・サミュエルで、グラフィックなどを学んだひとだそうでして、手紙の見せ方とか(CG含めて)上手でしたね。色のバランスとか。制作総指揮のクリストフ・ロシニョンは、『青いパパイヤの香り』や『アズールとアスマール』(アニメ)などの製作をした方だそうです。一部なるほどなあ、という場面もありましたね〜。そのうち見比べてみたいです。

というわけで、今日はこのへんで。