清水アイ(著)『うさひよ』1巻(BLADECOMICS)

こいつら、あほだろ(褒め言葉)

まあ落ち込んだ時にぴったりな漫画ですよね。

シリアスとギャグの融合です。
ショートショートで、長くても4ページという短さ!
左のページでシリアスはいりのめくった右ページにオチという感じです。
緩急のつけ方がうまい!
うさひよっていうのは、うさぎ組とひよこ組という極道組織なんですが・・・名前!幼稚園か!
しかも、かわいいワッペン胸につけてますからね!
どうでもいい抗争を繰り広げますよ、ほんとにどうでもいいのに、ものすごいシリアスな絵で描かれるので、お?こんどこそマジな抗争勃発?という期待があるんですが・・・やっぱり!みたいなね。

ネタ、ひとつくらいならのせてもいいかな。
こんな感じです。


「てめぇも大概ワルい女だな。男2人をマタにかけやがって。まァ俺はそこが気に入ってんだがな。てめぇほどいい女はそうそういねえ。もう俺の女になっちまえよ」(ものすごい気合はいった風呂上がりシーン)

「ふみぃー」
「たまらねえ肌触りだぜ。今夜は寝かせねえぜ」
(こちらはひよこ組のほう)

ーその頃のナオヤ
「タマアァァァ!!どこ行きやがったタマアアァァ!!!」
(こちらうさぎ組)


まあ、だいたいどんな感じかつかめましたかね?
タマって、だいたいわかりますよね?

うさぎのナオとひよこのタケ、この2人の戦いがほんとに・・・小物!
あと刑事の2人組もなかなか。
通商チャンプとプリンス。彼ら、お天気おねえさん張り込みしたりしますからね。
業務外なのに仕事中に明らかにしてるよねっていう。
そのへんのゆるさがツボりました。
あと、イタリアのマフィアもでてきますよ。
まあ単なるオタクなんですが(笑)。

現在2巻まででてます。
しかもこの方、初の単行本らしいです。
その割に絵がうまいなあ。
昔(という言い方もあれですが)、『仮スマ』っていう漫画がマーガレットか何かでやっていた(ちゃんと調べてあとからレビューしますか)んですが、それと感じ似てますかね。トップアイドルなのに中身田舎もん、みたいな。

笑いがほしいときに是非!