ジェームズ・ボンドはやっぱりかっこいいですが、放射線大丈夫?『ドクター・ノオ』

ジェームズ・ボンドはやっぱりかっこいいですが、放射線大丈夫?『ドクター・ノオ


休みで何もしなくていい日って、家で映画観たくなります。
観ました、とりためておいた007!大好き。何度か観ていますが、これはやっぱりいいですよね。
まあ、『ロシアより愛をこめて』も観たんですが、こちらから。
一度目ではありません・・・何度か観ていますが、リマスター版だし、改めて。
ボンドは、ここでは愛をこめてジェームズと呼ばせていただきます。


シリーズ1作目ですか。テーマ音楽も随所に使う、使う。ああ、小説だと、6作目ってことになるのね、ややこしい。。。
そして、やはりショーン・コネリー先生はかっこいい!
ダントツで好きです。歴代ジェームズの中でも。
アメリカの宇宙ロケットと怪電波を調べる諜報員が殺されるところからはじまるこのシリーズ。
舞台はジャマイカしょっぱなからかなり突飛。
派手なアクションは少ないのですが、最初に柔道っぽいアクションがあります。その後は主に銃撃戦と爆発。
最初の最初にベレッタM1919をやめて、7.65mm 口径のワルサーPPKを使うようになっていますね。
Mとのやりとりが好きです。なかなかベレッタをあきらめようとしないジェームズ・・・いいですよね。

あ、こちらのサイトさんに、いろいろと銃の説明が・・・。拳銃好きですが、語れるほどガンオタではないので・・・。


http://james-bond007.jimdo.com/%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%82%BA-%E3%83%9C%E3%83%B3%E3%83%89%E3%81%AE%E9%8A%83/


ホルスターと拳銃と背広姿。007の人気を博したのも、これらの要素ってかなり大きいと思います。
観ていてやっぱり動作がかっこいい。
そして美女。かかせない要素ですよね。中国人美人とジャマイカの娘ハニー(ウルスラ・アンドレス)がでてきます。
ハニーの登場がセクシー。くびれてるけど、胸もおなかもおしりもちょっとでてて、当時の美人像って感じがします。
ジェームズは、基本的には相手がスパイでも何でも、おいしくいただいちゃうますものねえ。。。仕事の途中でもそういうことしているのがすごいな。
それと、シリーズにかかせないCIAの諜報員ライターがでてきますよ。そんな大して役にも立たない(ひどい)ですが、やっぱりアメリカに手柄とられてもねえ、というところがあるのでしょうね。


とはいえ、スパイものによくある小細工が観れるのもうれしい。
髪の毛をクローゼットに貼りつけたり、トランクの金具に粉をふりかけたり、マティーニを用心して飲まなかったり。


適役のドクター・ノオの基地は、SF?ってかんじですごかったですね。
近未来的というか。SFもののさきがけというか、同時代なのかな?同時代のSFがうかばないけれど・・・。
というより、007シリーズってかなり室内の家具などにお金を使ってる気がします。
家具とかモダンで今観てもすてきです。


それとこの時代の映画ですから、ドアの開け閉めで場面の切りかえというのが、意外と多くて。だから、部屋が必ず2部屋以上ある場合が多い!
ドアの開閉のときに場面を切り替えたりするんです。今だったらそんなことしなくても、画面切り替わっていると思いますが。
それと、カーアクションとときや人物アップのときに、モンタージュを使うのですが、尾行されてうしろから後続車がドンドンとぶつかるところとか、クレーンの下を通り抜ける場面などは、すこしプリミティブな感じすらしました。
それが逆に面白かったりしたのですが。当時としては最新鋭だったんだろうなあ、この技術。
カーアクションは無駄にすごいですね。無駄って失礼ですが、敵のクルマが転げていくシーンは大掛かりな火炎。
ドクター・ノオの基地も半端ない崩壊ぶりで。お金かかってるなー、という気がしてならない。

最初だからなのか、けっこうゆるゆるとした場面もありますが、それはそれでのんびりしてていいかも。
それにして、ジェームズがまさかのひきずられ、とか、ポロシャツ姿とか、中華服(人民服ではなく、前止めの学ランみたいなやつです)みたいな服とか、いろいろと堪能しました。



この映画1962年公開らしいのですが、すごいのが、放射線測定器がでてくるところ。で、でっかいな、今のとちがって。タイプライターくらいの大きさ。
最初、施設に入るときに、除染する場面もでてくるのですが、ジェームズの放射線値が4。マイクロシーベルト毎時なのか、ミリシーベルト毎時なのか、よくわかりませんでしたが・・・。ナノシーベルト毎時くらいだといいですね・・・・。
そして、ドクター・ノオ放射線研究者。まさにあの原子炉がでてくるので、ドキッとしました。
ジェームズがどんどん温度をあげてしまって、おい、これ完全に被ばくしてないかと・・・。あんな衣服じゃ完全にあびちゃうよ。
とにかく、激闘を核納器で繰り広げるわけですから、確実にあびてますからね。。。燃料棒の近くにいっちゃってます。違うってことないよなあ、あれ。
誰か観た人いたら教えてください。あれ、確実に中にはいってますよね?汚染水も絶対さわってる。
今観ると、何だかそのあたりが気になって気になって。かつてはそんなこと気にもとめなかったんですが。


それにしても古い映画はクルマがかっこいい!最初にジェームズが乗せられたクルマの車種が知りたい。
タクシーもなぜか使っているけれど、あれも何なのかしりたい。ボンドカーじゃないところが、まだジェームズがぺーぺーなのかなと思わせてしまいますが、実際そうでもないらしい?どうなんだろう。
そして、竜といわれていた火炎放射機を搭載した戦車っぽい乗り物が今見ると、あまりに陳腐。ギャグかと思いました。
あと、葦を切って、忍者のように水にもぐって敵から逃れるとか・・・ギャグかと思いました(二度目)。
とはいえ、カジノ(というかクラブですね、アンバサダー・クラブだったと思います)とか背広とか(さっき言っただろ)、かっこいいジェームズもたくさんでてきますから。あ、あと帽子を衣装掛けにポンと投げるところ。そして秘書にからむところ。あのへんが好きです。
それにしても女性の仕事がたいてい秘書か伝言係だなあ・・・時代を感じる。Mも男性ですしね。



そんなわけで今日はこのへんで。