今週はなぜか映画レビュー・・・『ダージリン急行』

今週はなぜか映画レビュー・・・『ダージリン急行

っていうか、これ漫画レビューじゃね?題名なんてすぐ変えられるよね・・・(ひとり芝居)。
ええと・・・ま、勢いですね。意外と英国好きな方が多そうな気がするので(おおざっぱ)。
とはいえ、これはインドへの旅。だいぶ前に見たものですが・・・おすすめ?ということで。
ゆるゆるロードムービーです。

それぞれ問題を抱える3兄弟がお父さんの死をきっかけに、お母さんに会いにインドへ旅にでます。
あ、一行で終わってしまった・・・。
どこが好きかって、テイストっていうんですかね。
小物使いとか、洋服のセンスとか、どうでもいいことにこだわるところとか。
まあ、蛇で大騒ぎする場面があるのですが、「もう、それどうでもよくない?」みたいな感覚が好きでして。
ものすごい狙った笑いではないんですが、そのこだわり方がおかしくて。
寝るときにちゃんとアイマスクしたり、ホテルのガウン着てたり、異常にはみがきこだわったり・・・それでいて、結構大事な場面で女の子ナンパしたり。
そしてものすごいでっかい旅行カバンもって歩くんですよ。ヴィトンのばかでかいバッグですよ。
それを砂だらけのインドの地をずるずる引きずって歩くんですよ。
置いていけよ・・・あ、でも置いていけないのか。まあ仕方ないな、みたいな(彼らは一応理由あって持ち歩いています)。
こうなんていうか、ツッコミを心でいれながら観るような映画というか。
途中結構スピリチュアルなことも起こるんですが、それも「え?それ違くない?」みたいな感じになるんですけれどね。
3人のキャラも際立ってて・・・基本どうしようもないというか・・・。
どうしてあなたたちそうなんですか??みたいな愛すべき、ちょっと痛いひとたちで。
家族という平凡なテーマをおかしな旅で表現した、みたいな。インドという土地柄も関係しているのかもしれません。

わたし、結構鉄道好きですしね。
特に寝台車。インドで乗ってみたいですねー。。

なんだろう、ここまで書いておいて、おすすめかどうかわからないくなってきた!ひどい!
このレビューみて全員一致で見たい、ってならない気がしてきた!
最後に情報を・・・これがこの映画の味の評価になるでしょうな・・・。

監督は、『ザ・ロイヤルテネンバウムズ』のウェス・アンダーソンですからね。。
テイストはご理解いただけると思います。
実は俳優陣が豪華。
戦場のピアニスト』のエイドリアン・ブロディ、プロローグにナタリー・ポートマンもでてきますよ。
細部がいいなと思ったら、衣装デザインは、『マリー・アントワネット』のデザインを担当したミレーナ・カノネロ、ヴィトンのバッグは、マーク・ジェイコブスのデザインです。
さらに、キンクスローリング・ストーンズなどの60〜70年代ブリティッシュロックが映像にいい演出を加えています。
キンクスのthis time tomorrowが非常にいい味だしてます。
まあ・・英国好きさんはゆるゆるしたいときに見るといいと思います!
それにしてもDVD安いなあ・・・わたしは映画館行きましたけどね・・・ははん・・。