本日映画デーにつき、映画みてきました『英国王のスピーチ』

本日映画デーにつき、映画みてきました『英国王のスピーチ

映画の日は映画を見に行っています。大抵。だって1000円なんですもの。
学生の頃はたいしてありがたくもなかったのですが、大人となった今では、1800円とか・・・何それ、DVD買えちゃうじゃないのよ!
というわけで、本来的には休みとって見に行きたいくらいなんですが、「毎月1日休んでるわよね、○○さん、ひそひそ」なんてこと言われないように仕事終えてからにおりますよ。ちゃんと。

まあ・・・何を見に行くか迷ったのですが、夜の予定もあったので、銀座か日比谷で見れるところ・・・。
英国王のスピーチ、まだやってたのか・・・!ロングランだな!さすがはアカデミー賞受賞作・・・!
よし、これだ、これしかない!
というわけで・・・。
ほぼ満席の中、観てきましたよ。
前にも言いましたが、静かな映画が好きなんですよ。
ちょっとした(でもない場合もいいです、この際)障害を人間の知恵で乗り越えるみたいない。
ええ・・・『リトルダンサー』も大好きですよ。ああいう感じです。
英国王のスピーチもまさしくその類といっていいと・・・。
吃音で有名だったジョージ6世
どうやってスピーチをやりとげたのか・・・そんな努力の話です。

王とライオネルという言語聴覚士とのやりとり。
そこにはイギリス人らしいユーモアがたくさん盛り込まれていて。
(字幕の通りではないと思いますので、雰囲気で・・・)
「ジョークはできる?」との質問に、王は、「間がわるいから」と答えたり。
「たばこを吸うなと言われなかった。その医者はサーの称号をもっている」と主張する王に「ではその医者はサー級のバカだ」と答えたり。
言葉の使い方も随所におかしくて。
このライオネル・ローグ役のジェフリー・ラッシュは顔が長いんですが・・・この、長い顔のおっさんが感動させる演技をするんですよ!!
あっという間に引き込まれます。
もちろん、主演のコリン・ファースも当たり役といいますが、ものすごいいい演技をするのですが。
このふたりのやりとり・・・・!すごくいいです。
とはいえ、王と平民ですからね・・・そのあたりの身分格差もうまく表現されていて。お互いの感情がぶつかりあうところとこころひらくところがバランスよく描かれています。
ラストノシーンは、思わずスタンディングオベーションですよ(迷惑になるのでしてません)。
そしてジョージ6世を支えた妻役がヘレナ・ボナム=カーター。
彼女の演技もものすごく好きです。ティム・バートンの映画に何作か出ていますよね?『スウィニー・ドット』とかね。

両大戦間のすさまじい時代の王。
ヒトラーに屈せず戦う姿勢を見せるそのスピーチは国民を奮い立たせたのではないでしょうか。
ジョージ6世は現エリザベス2世のお父様、小さい頃の女王(このときはプリンセスですね)もでてきますよ。
ちょっと世界史をやったことがある方でしたら、このあたりの歴史背景がよくわかっていいんじゃないですかね。

そして、吃音・・・これは心理学では行動療法的治療が適する、といわれたよなあ・・・(うろ覚え)。

それにしてもイギリス人のスーツ姿はさまになるなあ・・・。
ちょっと細身のスーツがめちゃめちゃかっこいい!
時代がかったセットもまたよかったですね。
それから、王の部屋とか。録音室とか。あんな小さな部屋だったのかあ、と、妙に面白おかしくみてしまいました。
王にもプライベート空間あるのですねー。
そして、随所にHis Majesty(男の王の呼び名)という華麗なイギリス発音にうっとりし、ついつい気分はイギリス(イギリス好き)。

今回はお客のノリもよくて・・・。みんなでくすっと笑うのとかいいですよね。映画館ってそういうところが好きです。
あと、エンディングロールってみなさんどうしてます?わたしは、最後の最後まで観る派なんですが。
俳優さんの名前とかが出る前に、こういう歴史ものって、必ずといっていいほど、大事な情報流しますよね?
ジョージ6世はその後・・・」みたいな追加情報ですよ。あれが好きでねえ。。ライオネルさんがどうなったのかは、そこで観てくださいね!


監督のトム・フーパーは72年生まれ・・・まだ若いですね。今後の作品にも注目したいですね!

今日はこのあたりで。