吉田秋生(著)『ハナコ月記』(ちくま文庫、1996年)

吉田秋生(著)『ハナコ月記』(ちくま文庫、1996年)


ほんとうはよみきり集あげたかったんですけれど(BANANA FISHの英ちゃんの若いころがでます)、アマゾンになかった・・・。
一応アマゾンにあるのをあげてます・・・ま、そのうちでてくるでしょう。

雑誌のHanakoに1988年から1994年に連載されていた短編の漫画ですね。これまだあげてないよね・・・あげてたらごめんなさい・・・(先に調べておけというつっこみごもっとも・・・)。
わたしこれすごく好きで。
イチローくんとハナコさんという同棲カップルのカップあるあるネタ
あ、イチローさんといっても、宮田一郎さんとは似ても似つきませんよ。おひげのおじさん(といったら失礼なくらい若いかと・・・あ、書いてあった、27歳・・・)です。
ハナコさんはみつあみ女子です。これがけっこうかわいい。肩コリなところにも共感(そこ?)。

これ吉田先生の私生活?と思ってしまうようなリアリティがあります。
時代的なものもあり、バブルの香り漂っております。
例えば、ユーミンの曲かけながら、スキーへ向かう(もちろん苗場です!)クルマ横目で見て、来週混まないといいねと・・・しかし、関越大渋滞!
むかしこんな風でしたよね・・・あ、世代が・・・!
いえ、わたし両親がスキー世代で、年端もいかぬ頃から連れていかれまして・・・。
いまでも大学の先生と苗場へ行ってますよ・・・。だいぶさびれたという言い方もも残念ですが、もう苗プリも古くなりましたねー。残念。
まあそれはいいとして・・・結構吉田先生もスキー行かれたんでしょうかね。何度かでてきますよ、スキーの話題。

茶店のとなりに座ったもめてるカップルを横目に見ながら、「となりのカップルはおいしいぞ、と目でいってる」「わかってるぞ、と目で答えてる」ところとか・・・わかるなあ。。。こういうことできるのって、けっこう仲がよくないとできませんよね?
で、カップルが去った後に会話するとか。けっこう友だち同士でやったりします、わたし(え、ひどい・・・!)。ひまなときですけれどね。

あと、オチのところで、イチローさんが黙ってコーヒーいれるというのも好きで(違うバージョンもあります)。
ネタは・・たとえば水着売り場で、スタイルのいい女性は、堂々とカーテンを開けて、どうだといわんばかりに見せつけるのに、スタイルに自信のないハナコさんは、カーテンで身体隠して、イチローさんに見にきてもらう。ああ。。。わかる。。見せられるひとと見せられないひとがいる!
わたしですか、見せられないタイプですよ!(どうでもいい)
しかし、この2人、巻の終わりころには熟年カップル風になっていて。
時間軸を考えるとわからなくはないですが、実際にはもう結婚しちゃってるかもな、なんて想いをめぐらしてしまいます。
それにしても、吉田先生のギャグセンスというか、こういう日常的なものにうまいこと笑いをもりこむひとだなあ、と思います。
絵柄もシンプルなのですけれどね。


明日はちゃんと書こう・・・はい(戒め。