高橋由佳利(著)『トルコで私も考えた-21世紀編』(クイーンズコミックス ワイド版、2008年)

高橋由佳利(著)『トルコで私も考えた-21世紀編』(クイーンズコミックス ワイド版、2008年)



本棚の本を・・・(以下省略)。

高橋先生・・・ご存じですかね。かつて少女漫画で名をはせた有名な漫画家さんですが。。。
まさか、トルコにいっていらしたとは・・・!
いえ、手元にこれしかなくてすみません。1巻はこの巻出版の15年前だそうで・・・ずいぶん前だなあ。
トルコの方とご結婚されて、お子さんもいらっしゃいます。
それにしても、かつてりぼんやマーガレットで活躍された漫画家さんがエッセイに走るパターン多いな。。。
いえ、悪くはないのですがね。少年誌パターン、あのころ(80年代とか)の漫画をもう一度描く方など・・・みなさんいろんなかたちで活動されているなと。
そういえば一条ゆかり先生もかつてアメリカに語学留学行かれてたし。。そんな漫画もどこかにあるはずですが・・・探すのが・・・無理かも。。

でも正直、高橋先生のあの頃の面影はないですよ、いい意味で。
すごく肩の力が抜けてるというか、いい意味でゆるいです。
トルコのうんちくとか料理とか、ほんとにとても面白いと思います。
シリアスにギャグがひかる方ではあったので、その意味ではあってるのかな・・・?

わたしがよく作る料理は・・・ドルマ

簡単ですよ。
適当に作るというのであれば、こんな感じです。

お米とひき肉、玉ねぎのみじん切り、トマトペーストをまぜたものをくりぬいたトマトやナス、ズッキーニ、ピーマンなどに詰めます。
それを鍋にしきつめて(こぼれないようにたてていれるといいです)、お水とわたしはブイヨンをいれます。
お米は生のままで。膨らみますが、膨らみすぎて破裂したりはしませんので。。多分。詰め込みすぎないよう注意が必要ですが。
冷めてもおいしいですし、お弁当などにもいいですよ。わたしはピーマンによく詰めてます。

トルコはイスラム教の国ですからね。その辺の事情がよくわかります。
この巻ではないのですが、「割礼」の話とかね。。。
小さな男の子が大事なところの皮を切る儀式ですよ。痛いらしいですが、これで清潔を保たれるとか。
あのですね、これキリストの割礼とか絵画主題にもなってますし、真面目な話ですよ。

豚肉は食べてはいけない、それ以外の肉はハラル(祈りをささげて血を抜いた肉です)のみ、女の人はひとりで歩けないとか(宗教的な意味で)、スカーフを頭にかぶるとか、いろいろ制約がありますが、トルコはそれでもまだゆるいほうで、金髪の女性とか、スカーフしない人とかもいますからね。
まあでも家族の決めごととか、いろいろ厳しいのだろうなといろいろと想像するわけです。
そして、トルコリラは常にインフレ状態でいつ単位がかわるかかわらないので、みんなドルで貯金しているとか。。
そんなお国事情もわかります。

激動の国トルコの15年を追った軌跡とでもいうんでしょうかね。
サッカーワールドカップとか、いろいろ盛り上がったこともありましたしね。


今日はここまで。。。