今日のレビューは・・・引き続き原発関連報道その11(フランス、ドイツの記事より)
今日のレビューは・・・引き続き原発関連報道その11(フランス、ドイツの記事より)
震災から一カ月・・・もうそんなになりますか。。
原発記事を追いかけ続けて1ヵ月。。時間がたつのははやいものです。
今日のいちばんのニュースはこれでしょう。
「原発事故評価 最悪のレベル7に」
NHKニュースさんより。
広い範囲で人の健康や環境に影響を及ぼす大量の放射性物質が放出されているとして、国際的な基準に基づく事故の評価を、これまでの「レベル5」から最悪の「レベル7」に引き上げることを発表しました。「レベル7」は、旧ソビエトで起きたチェルノブイリ原発事故と同じ評価ですが、福島第一原発事故の放射性物質の放出量は、チェルノブイリ事故の1割前後としています。
(4月12日 12時17分NHKニュースより転載)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110412/t10015256001000.html
そういえばふりかえると、ドイツの新聞にもチェルノブイリ級だという記事もありましたね。
・・・こわいのは、このレベルひきあげによる風評被害。。。日本に来る外国人いなくなるんじゃないでしょうか・・・・。
こわがってばかりいても何もならないので、とりあえず情報収集を。
おなじみ、『ル・モンド』紙から
Fukushima : "Il faudra des mois avant de rétablir la situation"
(11.04.11)
フランス放射線防護原子力安全研究所(IRSN)の責任者、ティエリー・シャルルさんとの対話。
状況回復までに数ヶ月かかるだろう、とのこと。
この方によると、最悪の状態は過ぎた、とのことです。
興味深いのは、下のほうにある、Tepcoの管理についてどう思うか、という質問。
もっともよくなかった対応は、はじめに原子炉を冷やすことばかりに終始して、核燃料プールをないがしろにしたこと、だそうです。
なるほど。。今更過去にはもどれませんが、せめてこれからはこういった専門家の意見を聞いてとりいれていく方向へと向かってほしいものですが。もちろんいまそれをやっているのでしょう。。
それから、興味深い記事を同じく『ル・モンド』紙よりひとつ。
En France, l'accident de Fukushima porte un coup dur aux restaurateurs japonais
(12.04.11)
フランスの日本食レストランへの打撃の話。
国虎屋というのが記事ありますけれど、確かパリのうどんとかを出すお店ですよね。
一部食材は中国のものなどで代用するところもあるようですね。。
とにかく日本から送られてこないものなどもあるとのことで。。日本でも納豆とか品薄ですからね。。
そして、日本産と銘打つことで、今後は逆にブランドではなくて、マイナスイメージにもなりかねませんよね。。
そのことはにおわす程度しか書いてないようですが(すみません、逐次訳する時間がありません。。。)
ドイツの記事は、先のレベル7に上がったということがいくつかの著名な新聞に書かれていました。。
それ以外のものを。。
『ターゲスシュピーゲル』紙より
Erneutes Erdbeben erschüttert Region um Fukushima
(11.04.2011)
震災から1ヵ月経過し、黙祷を捧げたという記事。
ううん。。気になるのは、停電している世帯が330万??そんなにありますか?
計画停電含めてということなのかもしれませんが。。。ちょっとあとで調査したいと思います。
ちょっと検索した程度ではでてこなかったので。。
ちなみに、黙祷はSchwiegeminuteというそうです。
schweigenは黙るとか静かになるという動詞、minuteは分ですから、
静かな時とか沈黙のとき、という意味ですね。
ではまた明日。