本日のレビューは・・・横浜美術館、高峰格さん「とおくてみえない」展レビュー

どうも。閲覧数を気にしていたら、昨日上がりました。多分誤差とかいろいろあるんでしょうけれど。
ありがとう、見てくれてる方ありがとうございます。
Eちゃん、元気ですか(ここで言うな)。これが今日のわたしの行動ですよ、と。
今日は、また節電レシピを、と思ったのですが、久しぶりに外出したせいか、ものすごい眠気で、とりあえず今日したことをまとめ。。



横浜へ行ってきました。
横浜美術館へ行くためです。
こんな状態で、すこし申し訳ないような気もしましたが、一応美術を専攻する者には、これが仕事でもありますからね。
遊びに行っているというよりは、仕事に近いことなわけでして。。
という言い訳はいいとして。。



わたしは23区内在住なのですが、みなとみらいまでは通常だいたい1時間くらいでいけます。
今日は、銀座線は通常運行でしたが、東急東横線が各駅しかなかったので、結局トータルで1時間半くらいかかりました。
もう、電車で爆睡してました。。ちょうどよく眠れる時間です。
そして、エレベーターは半分くらいしか稼働しておりません。。
節電のためですけれど、結構びっくりしました。駅から地上まで、けっこう長かった。。
普段どれだけ地下からエレベーターつかっているのかがわかります。
わたしはどちらかというと階段使うことも多いのですが、ヒールの靴のときや重い荷物を持っているときには、やはり乗ってしまう。。
特に横浜へ行く時なぞ、やはり気を使いますよ、へんな話、都内歩く時より気を使う気が。。



もとい。
主な目的は、20日で終わる展覧会、高峰格さんの「とおくてみえない」展へ。
なんだろう、とおくてみえないって。。。
高峰さんの作品は、2004年に水戸芸術館で見た記憶があります。
まっくらな部屋で、文字を光が追っていく作品《A Big Blow-job》。
こちらの作品もは今回展示されていました。
まあ、なんといいましょうか。作品の傾向について述べることが非常に難しい。
幅が広いひとです。今回の作品も、毛布をキャンバスのように枠に貼ったものや織物のようなものから、ビデオ作品に、それに用いられた陶器や、インスタレーション、書(というのかな)などなど。
性やアイデンティティなど、いわゆるタブーな問題にも積極的に挑んでおられて、カリスマといわれている方で、そのことに間違いはない気がしました。
上がったり下がったり、といっては失礼かもしませんが、そういう問題に真っ向から挑んだり、すこし斜めから茶化してみたり。
プライベートの問題がつねに念頭にあることも特徴でしょうか。
在日韓国人の奥様の話や、介護ボランティアのこと、また、自身の経験について、さまざまな角度から、危ういくらいまで深くきりこんでいきます。



新作である《そしてきみの復讐を成し遂げよ》は、なんというか、コメントに難しい作品です。
(これはまじめな作品レビューです、念のため)
陶器でできた男性性器が影で映し出され、それを口に運ぶんですよ、男性や女性が。
最初、脳が拒否しますよ、え、何これ、食べてるのかな、とか。でもだんだんそれにしか見えなくなってきます。
「目を閉じるな。目を見開いたまま、すべてを見ようとするな」といった、散文のような詩がいろんな言語で語られ(結構大きな声なので、びくっとします)、中央のスクリーンに映されれたその影絵とともに、周辺にいくつかの円形の映像が映されます。ちいさいのでよく見えませんが、断片的な映像のようでした。
映像を見終って、次の部屋に進むと、その陶器が飾ってあります。。(ここではじめて、それが陶器であることがわかります)。詩の内容もここで明らかになります。
どうですか。。。これはかなり好き嫌いが分かれそうな作品でもありますが、こういうぎりぎりのところを攻めていく作家さんであることはおわかりいただけるかと思います。



今日はご本人のサイン会などもあったようでして、ご本人が会場を歩いておられました。
実に普通の青年風にも見えました。
個人的には、《A Big Blow-job》が好きです。
文字を追っていくのもたのしいですし、書かれてる言葉は考えさせられます。
なんだか観ただけだったのですが、妙に疲れました。。
でもこの経験について語っておきたいなと。。この地震のあとだからでしょうか。
今は感受性が豊かになりすぎているのか、いろいろなものを受け取りすぎてしまった気がします。。。
逆に、この豊かになった感受性のおかげで、新しい発見があるかもしれませんね。



すみません、今日はとりあえずここまで。。
また明日、別のことを書きたいと思います。