本日のレビューは・・・地震後のフランス、ドイツの反応

今回はこの前の各国メディアの反応、その後です。。
他の方のようにあまりきちんとまとめられませんが。。。

ここはわたしの活動の痕跡を残す場所、だからいいか。。
Eちゃんげんきですか(毎回言うな)。会えなくてさびしいですが、来週から戻れるといいねえ。しみじみ。。



もとい。



先日ご紹介したフランスメトロ紙より。




「日本の放射能の雲はフランスにも?」
って記事。。また雲の動きのシュミレーションが。。

http://www.metrofrance.com/info/japon-le-nuage-radioactif-bientot-en-france/mkct!1bSD55Y4y4zCk/


une simulation modélisée des déplacements du nuage radioactif
のところをクリックしてみてください。
わからない方は下記をクリック。

http://www.irsn.fr/FR/popup/Pages/irsn-meteo-france_19mars.aspx

ずい分ひろがってますね。
でも、これ、日本のニュースとかでは流れていませんが、けっこうヨーロッパでは話題なんですかね。。


いずれにせよ、フランスは原発で約8割の電気をまかなっている原子力大国です。
原子炉ビジネス、というと言葉は悪いのですが、原子炉開発もフランスにおいては重要なものですよね。
今後、どういった方向へシフトチェンジしていくのか(していかないのかも含めて)、世界からも注目を浴びています(多分)。
何か動きがあったら、こちらでもお知らせしたいと思います。

La France doit-elle sortir du nucléaire ?
なんて見出しのエッセイが、ル・モンドオンライ版にも記載されています。
フランスは、原子力から抜け出さなければならないのか?
http://www.lemonde.fr/
どうなんでしょう。多分そろそろ反原発派のデモなんかが・・・と思っていたら、ドイツの新聞にそんな記事もありました。
リンクを貼ろうと思ったら、どこかいっちゃったよ。。ごめんなさい。。


一方、ドイツはどうでしょうか?
メルケル首相は12日、国内すべての原発を点検すると発表しました。そして15日、国内17基の原発のうち1980年以前に稼動を始めた原発7基の最低3カ月間の一時運転停止を決定、したそうです。
いくらなんでも、はやすぎやしませんか?ましてやドイツには地震などないのでは?
ともあれ、メルケル首相は、物理学を専攻した方でして、分野はよくわかりませんが、Wikiによると、理論物理学で博士号。。なんだろう、それ。。
でもともかく、ふつうの法律などを専攻した政治家よりも原子力についての知見があるってことでしょうけれど。
とはいえ、このはやすぎる行動が、逆にドイツ国民の恐怖をあおったのではないか、と心配しております。。

ちなみに、17基ある原発の一覧です。
左から右へ、ナンバー、場所、設立年、原子炉の種類(SWR = Siedewasserreaktor沸騰水型原子炉; DWR = Druckwasserreaktor加圧式水型原子炉)、総電力、総発電です。確かに結構古い原発が多いですね。
http://www.spiegel.de/lexikon/54252617.html

わたしが心配するまでもなく、国内でもいろいろ意見があるようでして。
以下の記事、ご覧ください(って、ドイツ語だろ)
German Angst、直訳すると、ドイツ人の心配。。よくドイツ人のメンタリティーについてこんなこと言われていますよね
慎重派といいますか。そんな国民性です。日本人と似ているところもありますが。。
とにかくドイツ人、過剰に反応しすぎではないかと。
Geigerzähler(辞書にはありませんが、多分放射線測定器のことだと思います)が売り切れ、放射線防護服を売る業者もいるのだとか。。。
しかし、最終的にどうしたらいいのか、の指標が、「備えあれば憂いなし」的なものであることが気になります。
(わたしのドイツ語読みがまちがっていなければ)
この危機、いまのところ誰にも予測できてなかったとも思いますよ。。とはいえ、東北関東大震災級の地震を想定することは可能かもしれませんけれどね。。

http://www.wallstreet-online.de/nachricht/3120061-uro-fondsxpress-german-angst



情報はけっこう今では正確になりつつあるのではないでしょうか?
震災から9日ぶりに救助された宮城県石巻市の阿部寿美さん(80)と阿部任さん(16)のニュース、ドイツの地方紙でも報じられたようです。
どうしてもっとはやく助けられなかったのか?など、そういった声も載せてあるあたりが、ドイツっぽい気もしますが(わたしのドイツへの偏見があるのかもしれませんけれど)。


http://www.sueddeutsche.de/politik/japan-zoegerliche-rettungsarbeiten-die-notrufe-der-opfer-verhallen-1.1074787



まあ、まとまってもいませんが、とりあえずはこの情報を先に。。
もし時間があったら、この後また何かあげます。
無理だったらすみません。。
また明日から計画停電もあるそうですので、どうぞみなさんお気をつけて。。



一歩のように勇気をもって、木村さんのようにかっこよく、宮田君のように華麗に、鷹村さんのように雄々しく、青木さんのように決めるときはビシっと決めていきたいものです。
それではまた。