本日のレビューは・・・放射線量など単位基礎知識
今日は、またも職場に人がいなかったので、自由に(うそです、ちゃんと仕事もしてました)みなさんのためにいろいろと情報収集しておりましたよ。
今回は、原発関連のニュースが多くて、大混乱しておりました。。
すこしでも、まとめれればと思いまして、すこし理解の手助けになるものをご用意したいと思います。
あの、ほんとに、何も分かっていないので、間違っていたらごめんなさい、と先に謝っておこう。
まず、単位が何なんだか全然わからない。。
シーベルトとかグレイとか、何なの?というわけで、
今回はまず、その単にについて知っておきたいと思います。
ソースは以下サイトより(日経新聞さん、ありがとうございます)。
シーベルト
最も一般的に使われるのは、放射線が人体に与える影響を示す放射線量「シーベルト(Sv)」。放射線を出す放射性物質の種類によって人体への影響が変わるため、数値が異なる。
グレイ
物質に吸収される放射線のエネルギーは吸収線量「グレイ(Gy)」で示される。1キログラムの物質が1ジュール(ジュールはエネルギーの単位)のエネルギーを吸収したとき、1グレイと呼ぶ。
cpm
1分あたりの放射線計測回数「cpm」(カウント・パー・ミニット)で放射線量を表すこともある。放射線測定機に1分間に入ってきた放射線の数を、人体への影響の大小は考慮せずに測る。シーベルトやグレイに比べ大ざっぱなものだ。
ベクレル
一方、ある放射性物質が放射線を出す能力(放射能)の強さを表すのが「ベクレル」と呼ぶ単位だ。崩壊する原子数を数えて、1秒間にどれだけの放射線を出すかを把握する。毎秒1個崩壊すると1ベクレルと呼ぶ。ウランの放射能を発見し1903年のノーベル物理学賞を受賞したフランスのA・H・ベクレルにちなんで命名された。人体にもカリウムなどの放射性物質が含まれ、体重60キログラムの人では7000ベクレルに相当する。
・・・原発関係のデータを見てない方々にとってはなんのこっちゃで、ちょっと見てる方々には、ああ、そうそう、それ、なんなわけで、よく知ってる方々には、またそこかよ、情報ですね。。わたしは、なんのこっちゃとなんなわけの間を行き来して、永遠とまたそこかよに行きつかない反復運動を続けています。。
反復横とび、あんまり得意ではなかったですけれどね(まじめな話です)。
福島第一原発近くの双葉避難所で避難住民の靴から測定された値が100,000cpm。。
そう、読み方すらわからなくて、orzを初めてみたときのような感覚です(ふざけていません、いたってまじめです)。
まあ、おおざっぱな大きさらしいから、これがどのくらいの大きさかはとりあえずおいておきましょう。。
3月12日午後 福島原子力発電所正門付近で測定された空間線量率の値が1015マイクロシーベルト。
1時間この場所に居続けると、1015マイクロシーベルト(1.015ミリシーベルト)の被ばくとなります。
あれ、居続けると?
ま、ひとまずおいといて、ミリシーベルトとマイクロシーベルト。。
く、ここにきて、文系女子の理解のなさが。。
1ミリ = 1000 マイクロ = 1,000,000 ナノ
「マイクロ」というのは「ミリ」のさらに1000分の1。1マイクロシーベルトは1シーベルトの100万分の1です。
ああ、頭が。。
とりあえず、わたしが乗り切ろうとした案。
マイクロSDカードってありますよね、あの小さい携帯とかに使うカードです。
あれにもしミリSDカードがあるとすると、1ミリSDカードは、マイクロSDカード1000枚になるんですね。
ああ、そうか、すごいな。たくさんはいるな。でも、1ミリSDカードは、ナノSDカード100万枚?100万枚?
ミリオンセラーか。。だいぶ、すごいな。ミリとナノって、だいぶちがうね。。
PCの単位もキロバイト、メガバイト、ギガバイト、テラバイトくらいまではなんとなくわかりますが、その先知ってますか?
ペタバイト、エクサバイト、ゼタバイト、ヨタバイト。。
ええとなんかどんどん残念な感じになってる気がしませんか。。ペタもなんか足あとのぺたってかんじで、次がエクササイズ的なこので、ゼタもなんか飲み物っぽいし、頑張ってる感じは伺えますが、最後ヨタって、もうかなり弱ってませんか、足腰。。
もとい。。まじめなお話。
それで、
茨城県の観測によると、県内の放射線量(毎時ナノシーベルト)は本日午前12時現在、北茨城1090、高萩809、大子630。胸部レントゲンは5000。
毎時ナノシーベルト。。でた。。。わからない。。
多分、算数の時に問題によくあった、km/hってやつじゃないですかね。。
例:全力坂でかけあがります(宮田君並みのスピードで坂をかけあがるの意味)。坂の下からてっぺんまで行って帰るのに、上りは時速10.5km、下りは時速20kmで1時間30分かかりました。坂のからてっぺんまでの道のりは何kmですか。みたいな。。あの解きませんよ、適当に作っただけですからね。でも解いた方は答え教えてください。
もとい。。まじめに。
先ほどの居続けると、です。1時間、その場所になんの覆いもせず、よけもせず、居続けると、あびる量です。
必ず服も着てますし、口からはいらないようにふさぐかもしれないし、そういうことを考えると、この値よりだいぶ減りますね。
それに、よく見ると、ナノシーベルトです。ミリオンセラー単位(ふざけてません、自分の記憶にとどめるための具体化作業です)ですから、かなり小さい。
とりあえず、1時間単位以外の計算方法は?
【50ミリシーベルト毎時のところに,1時間いれば,被曝量50ミリシーベルト.これは原子炉などで働く方の1年分の被曝量上限.しかし時間が1分ならば被曝量は0.83ミリシーベルト.人体被害は,放射線の強さ×時間で決まる)(50/60=0.83)】
ツイッターやっておられる方は、@hayanoさんをお探し下さい。有益な情報をくださいますよ。
これもその情報です。時間が短いほど、あびる量は少なくなるわけです。
それにくらべ、
NHKニュースにおける枝野官房長官によりますと、
「10時22分の時点でモニタリングしたところ、2号機と3号機の間で30ミリシーベルト、3号機付近が400ミリシーベルト、4号機付近が100ミリシーベルトと、従来のマイクロシーベルトとは単位が1つ異なっている。身体に影響を及ぼす可能性のある数値であることは間違いない」
単位がいまいちはっきりしませんね。。
【会見で,枝野氏は 30ミリシーベルト、400ミリシーベルト、100ミリシーベルト、と言い、NHKもそれをそのまま報じていますが、これはどう考えても「ミリシーベルト毎時」の言い間違いであるとおもいます】
と、hayanoさんが言っておられます。確か、後から枝野さんも正しい言い方に変えられていたと思いますが。
単位2つ変わってます。100万×30=30,000,000ナノシーベルト。。え、3000万?さっきの例だと、レントゲンが5000ナノシーベルトですよね。
そろそろミリオンセラー単位が自分の中で通じなくなってきたので、借金換算にしてみます。
5000円の借金と3000万の借金とじゃ大きな違いだ。。
わわわ、これは400ミリシーベルトって、ってことは、4億。。。それはすごい違いますね。。
【枝野氏 3/15 11am 「福島第一原発2号機と3号機の間で30【ミリ】Sv/h、3号機付近で400【ミリ】Sv/h、4号機付近で100【ミリ】Sv/h、これは放射性物質が漏洩している現場での数値であることに注意】
再び、@hayanoさんコメント。
この値は、現場数値であり、外に漏れた放射能量ではないということですね。。
4億借金がいろんなものが仲介して、減って、外に出るということですね。。
この値の計算、すごくたいへんだろうなあ。。
ちなみに、ミリもマイクロもmではじまりますよね。。
mmSv/h とμSv/hで書きわけるみたいです。
下記情報をご覧ください。
福島第一原子力発電所の現状について【3月15日午後6時00分時点】
http://www.tepco.co.jp/cc/press/11031515-html
原発に関するQ&Aまとめについては、以下ご参照を [3/15-02:48更新]
http://smc-japan.sakura.ne.jp/
最後に。。いつもコメントいただいてるK様より、素敵な単位計測法をご紹介。。
「ギャバンの蒸着は0.05秒、シャリバンの赤射は1ミリ秒。1以下で表現される蒸着の方が早そうな気がしてたけど1ミリ秒は0.0001」
そうなんですよね。。
1ミリと0.05というのにだまされて、なんとなく0.05のほうが速い気がしていたんですよ、子どもの頃。。
すごくないですか、ミリ秒で赤射って、もう全然見えないですよ。
子どものころ、蒸着、赤射、ってきゃっきゃっ言ってましたけれど。。
さて、そんなわけで、今回は気分を変えて。。
すこしずつ通常モードにしていきたいところですがまだまだ予断許さない状況。。
いつものように、木村さんのようにクレバーに、宮田君のように落ち着いて、鷹村さんのように折れない強い心をもって、青木さんのようにときにはヘタレで、リラックスできるところはリラックスして参りましょう。
明日もまたお会いできますことを。そして、みなさんが元気で無事に過ごせることを、今日よりもひとつでもいい知らせが届くことを祈って。