はじめからレビュー!森川ジョージ(著) 『はじめの一歩』 36巻 (講談社コミックス)

はじめからレビュー!森川ジョージ(著) 『はじめの一歩』 36巻 (講談社コミックス)


ネタばれ注意!

さて、今回は、すごく重要な巻ですので、がんばって書こうと思います。
長くてすみません。。
どきどき。。。

宮田君のOPBFタイトルマッチ。。
現王者、アーニー・グレゴリーとの対戦です。
ブラッディ・クロス。。。
それが彼の宮田君封じといいましょうか。

鴨川軍団、意味を計りかねて、いろいろと考えます。
「直訳すると血の十字架か」(木村さん)
「わかった」(青木さん)
「なに!?」(木村さん)
「どうせハズしてると思うがためしに言ってみろ」(鷹村さん)

ひ、ひでえ!!青木さんへの扱いが!!
で、はずしてますがね。。

ふ。。。。宮田君。。。減量苦と戦いながらも、軽量パス。
このパスタ食べてるところがいいんだよね。。
すんげえピリピリしてんのに、すんげえかっこいいんです。

「かわりにベルトを置いていってもらうよ」 (タンッ)(p.19)


あ、タンッは、コップを置く音です。
これはもうかっこよすぎて。。。
うう(泣くな)

一歩との差が開いていたことを気にしていた宮田君。

「差か・・・ちょっとばかし遠回りしちまったが、とりあえずそいつを埋めにいこうか!!」(バッ)

バッは、タオルをとる音。。
わー。。。台詞めちゃかっこいいけれど、顔が別人みたいねえ。。
わたしの脳内では、おでこひろめなんですけれどね。。
一歩じゃないけれど、

「み・や・た・くぅんっ」


って応援したくなりますよ。。。

アーニーがまたすごいですね。。
クロコダイルの異名をとるハードパンチャー。
オーストラリア人なので、金髪(多分)。

さ、宮田父の指示はまずは様子見。相手の出方を見て、タイミングとクセを覚えろと。。
すげーな。。まずは学習。。


「OK父さん」


こっちもOKです(何が)

宮田君の顔色が変わるほどの右!!
すげえ、このときの宮田君がかっこよすぎる(そこ?)
チャンピオンが調子いいこともあり。。
コーナーにつめられますが、よけます。すげー、紙一重
でもすごいのはココ!!

ビッとカウンターをあびせて、あっという間にコーナーから逃げます。
で、この台詞ですよ。。

しょっぱなから落ち着きねえな。チャンピオン」



(わたしがトレースしたイメージ図です、あくまでイメージです。全然似てません。髪のベタが下手すぎて。もっとつやつやですよ)

*いつもレビュー見てくれてる方に、宮田君ってどんな人?という質問(=勝手におしえてという要求と受け取った!)に答えて。。。
精いっぱいのサービスとお考えください。恥を承知でさらしております。。

ちなみに、「落ち着き」は、宮田君の重要要素と勝手に思ってます。。
落ち着いてんもんね。。。わたしも落ち着け、いや、無理だ。。

観客はパンチが見えない。。
「バーカ。左のショートストレートだよ。ま、確かに素人にゃ確認できねえや。それほど速かった」
って、鷹村さんの台詞がいいですね。。

解説も光ってるな。。鴨川軍団の台詞がいい。。
「タイトルマッチを初めて体験する若い挑戦者の立ち上がり。ガチガチのところへガツンと一発ブチ込み精神的にも肉体的にもねじ伏せようとした。ところがそうは問屋がおろさなかった」
「宮田は緊張して堅くなるタマじゃねえ」
「おまけに逆にガツンともらっちまった」
「こっから先は「遊び」はない。チャンピオンも本気でくる」

なるほど・・・宮田君は緊張するタマではない、と。。メモメモ(そこをメモ??)
スェーでよけきれなくて、もらっちゃう宮田君。あわわ。アゴがあがっちゃったよ。

「父さん!様子見はこれくらいでいいよな!?」

接近戦で、左のカウンターをとってる!!!!
p.54のコマ、すげえな。。
すごいかっこよすぎる!!

トーン、トーンってリズムとってるところがもう。。

「左を見せすぎたな」
ほお?鷹村さん??
「宮田のおっかねえ所は学習能力の高さだ。パンチをもらったら瞬時にそのタイミングを体に刻む。二発目からは確実にカウンターを合わせてくる」
ほお。。さすがは王子だ。。

それでですね。
「宮田君本来の構えだ。デトロイトスタイルをさらに前傾にした攻撃重視の構え」
「一秒後に何が起こるかわからない。カウンターパンチャーの試合にはこういう独特の緊張感がつきまとうけど、会場中を沈黙させる選手なんて他に見たコトない」
いや、そうですね一歩。。
この贅沢なコマ使いといい、この試合にかけるジョージ先生の想いが伝わりますよ。

伝家の宝刀、クロスカウンター!!
ひー、ひー(悲鳴)!
かっこいい。。。
ダウンは奪われましたが、対策があるアーニー。
こ、こわいよ。ブラッディ・クロス。。。


2R。宮田君の連打で幕開け。
で、また左。。それに合わせて、クロスカウンター!!

と思ったら、パンチをあびたのは宮田君。。

え?

タイミングが狂った?
もう一度仕掛ける宮田君!
タイミングじゃなくて、ヒジを曲げて、パンチの軌道を変えてたんですよ、アーニーさん。
すごいな。。そんなことできるのか、こんな一瞬で。。。
ブラッディ・クロスは、宮田君が自分で自分の血をあびるってこと。。
宮田君の学習能力を見越して、わざとカウンターをとらせてたんですね。
二回ダウンしちゃったよ。。
ひーっ!!


悔しがる宮田君。。


「プライドごと根こそぎなぎ倒された気分だ。このまま敗けられねえっ!!」



わー、そうだよね。。くやしいよね。自分のプライドそのものだもんね。。
血だらけですが、

「やるぜレフェリー」



かっこいいぜ。。
やってくれよ。。

この残り20秒の戦いが。。正直、自分の中ではベストバウトです。。。
すげえよ(わたし今日何回すげえいうのかな。。。)
宮田君、クリンチせずに(できないというのもあるけど)打ち合うんですよ。
打たれ弱いのに。
あと一回ダウンしちゃったら、ま、まけちゃうよお。
でも、これ、まさかの、
スリップ!!!

わ、わー。。心臓に悪い。。そして、レフェリー、宮田君に甘い??気のせいだよね。
ここで終了・・・ふーっ。


でも木村さん、宮田君の体力が回復しないことを知ってます。そうだよね、パートナーだもんね(スパーのですよ)。
うう、燃料タンク空っぽ。。。
やたらと振り回すつもりでいたけれど。。。
ここでトレーナー宮田父ですよ!!



「ボクシングにラッキーパンチはない!!」

そ、そうか。。
生きている拳。。。

「最期の最期まであきらめない。そういう生きた拳こそが奇跡を生むのだ!!」 (がっ)

ううん。。やぶれかぶれはダメなのですね。
最初にいったのは、宮田君。ワンツーだ!
基本パンチのレベルが高い!そうなのか、一歩さすがによく見てる。。

「見えていたのによけられなかった。反射速度が相当鈍ってる。全神経を集中させろ!集中するんだ集中―!!」

この集中、すごい好きで、よく個人的に使ってます。集中できそうな気がして。。。
すごいせめてくけれど、カウンターをだすのをためらっちゃった宮田君に、アーニーが、ボディ。
打たれ弱いから!!だ、大丈夫か??
それでも、足を止めないんだよ。。

ミ・ヤ・タ ミ・ヤ・タ
ミ・ヤ・タ ミ・ヤ・タ
ミ・ヤ・タ ミ・ヤ・タ
ミ・ヤ・タ ミ・ヤ・タ
ミ・ヤ・タ ミ・ヤ・タ

うるさくてすんません。。。
声援です。。どうする?どうする??
カウンターの前に、ゴング。。。
一歩が打っちゃダメって言ったけれど、それが通じたのかどうかわからない。。
っていうか、多分聞こえてないと思うけれど。。間柴戦が一歩の脳裏をよぎったんですね。。

水をもらって、ガス欠の身体に一発分の補給。。。
限界を悟ってる宮田君。。

「どこかで観ているんだろう?忘れてないぜ。お前との約束!必ず果たす!!」

おおー、手招きするパフォーマンス。。かっこいい。。
よけて、打ち続ける宮田君。。
ボディ打たれても、まだ立ってる。。
それで、またもカウンターを狙う宮田君!
通用しないのか、と思わせておいて、身体ごと体重を乗せて・・・
宮田君のパンチが、ガキン!!

こ、ここで終わりです。
ひー。。疲れた。。このテンションの自分に。。
最後までお付き合いありがとうございました!



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