小笠原洋子(著) 『フリードリヒへの旅』  (角川叢書、2009年)

小笠原洋子(著) 『フリードリヒへの旅』  (角川叢書、2009年)

一歩と関係ないのですが。。
たまには美術の本も紹介せねば。。。

ドイツ・ロマン主義の画家カスパール・ダヴィッド・フリードリヒ(1774−1840)。。
よっぽどの美術好きでない限り、おそらく、知っている人はいないでしょう。
知っていたら、レベル5以上(マックス10として)ですね。

どんな画家といわれると、説明できるか不安ですが。。
19世紀ドイツロマン主義の代表的画家で、ドレスデンというドイツの街で活躍しました。
崇高なる風景画といわれる、壮大かつ静寂な雰囲気を醸し出す作品で知られています。
しかも、それらの絵にはキリスト教の教訓が込められていたりします。
崇高、廃墟、ロマン主義の要素をたっぷりもりこんだ作品は、その卓越した技術から、思わず見入ってしまうこと間違いなしです。

そんな画家の描いた風景をたどって、画家の痕跡を見つけようという本著。。
旅行好き、絵画好きな方はもちろんのこと、それ以外の方にも、旅気分を味あわせてくれる作品でしょう。研究書というよりは、美術紀行書に分類されるかもしれません。文体も難しくなく、非常に読みやすいです。フリードリヒを総合的に理解するときに役立つ一冊でしょう。


いつも画像なんてつけませんが、たまにはつけてみましょう。




《雪の中のスプルースの茂み(ドレスナーハイデから)》
1828年頃、ノイエピナコテーク、ミュンヘン


へたくそすぎる撮影です。よっぽど焦っていたのでしょう。。
昨年ドイツへ行ったんですよ。。。大散財。。。
それで、撮ってきたんですが、肝心のキャプション(題名などが書いてあるプレートです)がピンボケ!!目を凝らして読みましたが、題名があってるのかわかりませんが。。。もしかしたら、ドレスナーハイデII、なのかもしれません。。後で調べておきます。。スプルースっていうのは、マツの木の一種みたいです。。。それ以上聞かないでください。。。
ちなみに、ドレスデンに傑作がありますが、アルテマイスター絵画館は撮影禁止。。
最近の美術館、こういうところが多い。。せっかく行ったのに、撮れなかった。
ドイツの話でも今度書きますか。。いろいろとおかしなことがありました。。


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