『「具体」−ニッポンの前衛 18年の軌跡 』展観てきました in 国立新美術館

あついですね・・・あついのかな・・・涼しい日もありますね。
そんなこと言ってる間に、夏が終わりそうな気がしてきました。

とりあえず・・・観てきましたよ、展覧会。
順不同になりますが、観たものあげていきたいと思います。

まあ、たまにはHPから抜粋してみますか。
以下、抜粋。


具体美術協会(「具体」)は、1954年、関西の抽象美術の先駆者・吉原治良をリーダーに、阪神地域在住の若い美術家たちで結成された前衛美術グループです(1972年解散)。グループ名は、「われわれの精神が自由であるという証を具体的に提示したい」という思いをあらわしています。

引用終わり。

吉原さんって誰?って思う方たくさんいると思いますが、白鶴まる、みたいな絵描く人です(このたとえでいいのか・・・)
一瞬本人のデザインかと思って、ぐぐっちゃいました、違った・・・亡くなられてからのデザインですね。
あと、HP開くと、「エンヤー」って音流れて、夜中はこわいんで、オンオフ設定させてください、白鶴さん・・・。

えー・・・それは置いといて・・・。

具体です、具体。いちばん有名なのは、村上さんの紙破りパフォーマンスだと思います。
これ、オープニングでもやっていたそうですね。ご本人は亡くなられておりますが。

どんな展覧会かというと・・・とにかく作品数が多い。
152点ありました。
どんな作品かというと・・・一言では言い難し。
それぞれが具体、を表現しようとしていますね。
キャンバスの油彩画もあれば、オブジェもあるし、映像もあるし、ブザーが鳴る仕組みのオブジェもありました。
とにかく多彩。

中でも、面白かったのが、装置ですかね。
水が昇ったり降りたりする装置をずーっと観てました。
ええと、ヨシダミノルさんの《Bisexual Flower》という作品ですね。
動きがアナログで面白いんですよ、時代ってこともあるでしょうけれど、今なら、CGとか使って、あっという間にできちゃうようなことを、手作りでやっているような感覚が面白い。

小さなそりかえったキャンバスを並べたり、模様をたくさん描いたり。
かと思えば、泥を身体に塗りつけるパフォーマンスとか。
面白いことやろうぜ!って空気をびしばし感じました。

吉原さんは芦屋のお金持ちで、大阪の中之島に蔵を持っていたそうです・・・そこに、グタイピナコテカという、仲間たちの展覧会をする美術館みたいなものをつくってしまうんですね。もとあった蔵を改造して使っているのでしょうけれど。
この方のおかげでしょうねー、このひとたちがうまくやっていけたのって。

大阪万博の映像や、昔のニュース映像などと振り返りながら、ちょっと昔にタイムスリップするのもいいなと思いました。
こんなにまとまってみられるのもめずらしいですしね。
まだ来月までやっているので、興味ある方はぜひ。
リンク貼っておきます。

短いですが、今日はこのへんで。

http://www.nact.jp/exhibition_special/2012/gutai/index.html